パチンコを一切やったことがないのに……

　私ロマニスタ鈴木は、パチンコ・パチスロの他にカラオケが趣味である。コロナ禍前は1か月に何十回もいくほどのヘビーユーザーだった。ここ2年間は一回も行けていない状況だったが、ここ最近は少し落ち着いてきたので、久しぶりに友人とカラオケに行ってきた。

　久しぶりすぎて何を歌おうかと迷っていると、友人が「花の慶次」シリーズでお馴染みの「よっしゃあ漢唄」を歌い出したので、私は「集結の園へ」を選曲すると、友人は「漢花」で返してきたのである。

　こうして久しぶりに行ったカラオケは、打ち合わせなしの唐突なパチンコソング合戦で大いに盛り上がったわけだが、ふとあることに気が付いた。実はこの友人、パチンコユーザーではないのだ。

　実際、市場にある遊技機の多くがアニメコンテンツとのタイアップ機である。そのため、アニメファンの中には「パチンコは知らないけど曲だけは知っている」というパターンも珍しくなく、カラオケの人気ランキングでは「創聖のアクエリオン」や「甲賀忍法帖(バジリスクシリーズ)」などパチンコ界で馴染み深いコンテンツが上位に君臨しているのだ。

　ちなみに、最近のカラオケでは『海物語』シリーズの「Go! Go! SEA STORY」といったパチンコだけのオリジナルソングも多く配信されているため、パチンコプレイヤー同士でカラオケにいけば大盛り上がりすること間違いなしだろう。

名曲を聴くために最新台を実戦

　今回は、そんなパチンコを打たない友人も魅了した『花の慶次』シリーズで、先日リリースされたばかりの『PA真・花の慶次2 漆黒の衝撃 99ver.』(ニューギン)を実戦してきた。

スペック

■大当り確率(通常時)：1/99.9
■大当り確率(確変時)：1/59.04
■確変システム：50%(特図1)、100%(特図2)、転落まで継続
■時短システム：大当り後30 or 70 or 70＋α(非転落時は転落まで)
■転落確率：1/123.65
■RUSH突入率：約64.5%(時短引き戻し含む)
■RUSH継続率：約78%(時短引き戻し含む)
■賞球数：1 & 4 & 5 & 7
■ラウンド数：4 or 6 or 10 (10カウント)
■大当り出玉：約280 ～ 700個

　本機は、ライトミドルタイプで人気を博した「慶次・漆黒」の甘デジスペック。ライトミドルではC時短を使用した「時短上書き」という斬新なシステムで話題を呼んだが、今作は電サポ70回保証の転落タイプとなっている。

　打ち始めて8回転、緑保留→金保留昇格(7テン)→キセル演出→「死出の衣」へと発展。SPリーチのなかではそこまで強くない方だが、金保留&7テン&キセルという激アツのオンパレードで外れる要素がひとつもなく、振り分け10%でRUSH直撃となる「前田慶次郎利益BONUS」に当選した。

　「真・RUSH」中は大当り確率約1/59だが、20回転もせずに大当りを重ねていく。しかし、初めて20回転を超えてしまった8回目のRUSHで秀吉さんを怒らせてしまい、通常モードへ転落……キリがよかったので、ここで実戦を終えた。

投資：125発
回収：3125発
差玉：＋3000発

【この台の感想】
・右打ち時は50%が10Rとなるためスピードを感じられる出玉感。
・初当り6R通常でも時短30回転がついてくるので安心。
・遊タイムはないので注意。

『慶次』シリーズは普段そこまで打たない機種だが、やはり角田氏の歌う曲はテンションがあがる。

　そういえば、カラオケで『CRGO!GO!マリン ミラクル★バケーション』(サンスリー)に収録されている「サムのムキムキエブリデイ」が配信されていたことには驚いた。みなさんも「ゲ・キ・ア・ツ」な曲を歌いにカラオケへも足を運んでみてはいかがだろうか？

(文＝ロマニスタ鈴木）
<著者プロフィール>
　好きなゲームキャラクターがモチーフのパチンコ『CRソニック』でホールデビュー。
その後パチスロも遊技するようになりドハマりする。好きな機種は5号機時代のSNKプレイモアが出していた機種たち。パチンコでは甘デジやライトミドルを好んで打つ。サッカーと猫をこよなく愛し、週末はJリーグの試合を平均6試合くらい見ている。

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