「パチンコ店社長」〇〇企画が大ヒット…苦労の裏側とは

パチンコ店での理想の接客とは

 パチンコ店の責任者は、言うまでもなく「店長」もしくは「ストアマネージャー」です。様々なSNSを観ていますと、「新店長就任‼」などで集客を募っていることがありますが…。この広告宣伝について、最近ではあまり効果がないように思えます。

 それよりもアイドル的な存在の現場従業員のツイッターから親近感を持ち、集客に繋がっているケースは良く見かけます。それが果たして、店舗の営業成績や稼動に貢献するかは未知数ですが。

 話は戻しまして、「新店長就任!!」などについてです。私も従業員で勤務していた時に、お客様から色々とご意見がありました。それは、「店長が変わっても出さないからダメ!」とか「店長が変わった途端に出さなくなった」という内容が大半だったのです。

 そんなパチンコ店のエライ人として有名なのが、YouTuberでもいらっしゃる「ひげ紳士」さんでしょう。「チャレンジャー幸手店」でも「ゲームセンタータンポポ」でも、お店に必ず顔を出されていて、ほぼ全てのお客様に対して接客なさっています。現状、ひげ紳士さんの接客がパチンコ店での理想なのではないでしょうか。

パチンコ店「社長」が来店し大反響!? 

 しかし、パチンコ店のエライ人(ここでは、エリア長など)が来店や接客するといっても、みっちりホール内に滞在する時間は少ないです。

 また、そのエライ方々がSNSなどで来店告知をしても、自身のSNSで来店した事実を写真添付して取り上げていないのが普通。何だかもったいない気がしますが…。

 それよりもエライ人のパチンコ店「社長」が来店し、お客様から強烈に支持されている実態があるのをご存じでしょうか。

 とあるパチンコ店(JB店)では、数年前から同社の社長来店を企画していたようです。複数の都道府県に数店舗チェーン展開をしていますが、月に1度の割合で社長自ら来店する様子。店内には、「●●日社長来店‼」の販促も作成しています。

 ではこのJB店では、社長が来店をして何をするのでしょうか。

 その時の状況で変わりますが、基本的には総付景品配布などで来店するようです。社長自らが巡回しながら、お客様にBOXティッシュを配っていることもあります。

 お客様と2ショット撮影もしており、その写真は社長自身のSNSにて掲載して報告します。この写真撮影が、常連のお客様に好評を得ているのです。

知られざる苦労の裏側とは

 しかし、この企画は最初から上手くいったわけではないようです。最初はティッシュを渡しても受け取らずに無視されたり、投げつけるお客様もいらっしゃったとか…。

 それでも「お客様との会話を大事にしよう」と諦めず接したとの事。自身を認識してもらうと「私が社長です!」と書いたカードを首から下げて巡回していたようです。

 そういった行為を積み重ねたからこそ、今の状況があるのだと思います。社長来店を待ちわびているお客様が増加し、パチンコ業界でもちょっとした話題となりました。現在でも精力的に続けています。

 パチンコ店の社長さんが店内を巡回しているのは、稀なことかもしれません。でもパチンコ店営業の原点は、お客様が打っているホール内なのです。そこに営業のヒントや答えがあると思います。単なる「社長来店」ではなく、そこには奥が深い意図があるのでしょう。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

【注目記事】
甘デジ新台「破格の1/77」で全大当りRUSH突入!!
【パチスロ新台】継続率94%爆乗せゾーン搭載!!
甘デジ「信頼度が崩壊」超特殊モード搭載マシン!

関連記事

パチンコ・パチスロ最新記事

人気記事ランキング 11:30更新

パチンコ

パチマックス

総合

編集部イチオシ記事
SNS