パチンコ「連チャン打法で激アマ」に…軽く一撃5万発overも!!

「数珠つなぎ連チャン」も可能にした3回権利物パチンコ!?  

 私は平成初期のデジパチから打ち始めています。その時には、デジパチに似た「権利モノ」もたまに打ちました。権利モノとはいえ液晶が出始めの頃であり、普通のデジパチと見た目は変わらない感じがしたものです。

 今一度確認しておきます。権利モノの特徴として、ヘソスタートはスルー式が大半です。ヘソスタートに1玉入れば数玉戻ってくるデジパチとは違います。その分、玉が減るスピードは速いです。ただし3回権利は、デジパチで1回当てるよりも確率は高くなり、かつ出玉は3回分獲得可能です。

 パチンコ店内で権利モノの営業形態は、そのほとんどが終日「1回交換」が多かったです。営業時間内であれば、朝イチもしくは閉店1時間前から「ラッキーナンバー制」も用いて持ち玉継続をしていたところもありました。

 3回権利モノも様々な機種が発表されましたが、今回紹介するのは攻略された権利モノです。1996年に発表された『キューティーバニー』(ニューギン)です。

連チャン打法成功で大当り確率「激アマ」に大変身!?

 簡単にスペックからです。大当り確率330分の1、権利発生中の大当り確率は33分の1です。3回権利モノですのでトータルの出玉は約6千発です。

 リーチはいたってシンプルなモノでした。リーチになってからの「ノーマルリーチ」と、いったん止まって再始動したのちに大当り絵柄付近でゆっくり動く「スローリーチ」の主に2種類のリーチでした。

『キューティーバニー』は、当時では珍しい液晶画面の権利モノでした。それよりも、同機種は「数珠連チャン機」の権利モノとして話題となってしまいました。

 攻略方法は、3回目権利大当り中の最後の16ラウンドでセットできます。大当りアタッカーに「9発以上」入ることで連チャンする可能性があったのです。その連チャン率は、当時実際に計測したところで約25パーセントでした。

 それが成功すれば、大当り確率が通常330分の1のところ、何と驚愕の激アマ確率「7分の1」になってしまうのです。つまり、3回権利終了後に数回デジタルを回転しただけで、また3回権利が発生してしまったオイシイ機種だったのです。

 後にこの攻略法が雑誌に掲載されることになりました。まだ公にその攻略法が出ていない時に私は、大連チャンを経験させていただいたことがあったのです。

 大当り中は権利モノだったので、盤面真ん中下にあるアタッカーに右打ちしていました。偶然だと思ったのですが、3回目大当り最終ラウンドでもその条件の9発以上余裕で入りました。

軽々と5万発overを獲得!しかし、そんなにオイシイ話は…

 必ずしも連チャンするとは限らないのですが、平均して初当り3連チャン(権利9回分)でした。しかし最大の連チャンは初当り9連チャン(権利27回分)、出玉は5万4千発近くの一撃だったのです。

 それだけ出てしまうと、やっぱり同機ばかり打ってしまうものです。でもそんなにオイシイ話は転がっていませんでした。当ってはハマってしまい、トータルでは負けてしまうものだったのです。

 同機が設置されていたパチンコ店で、営業形態は1回交換でした。ですので9連チャンしたとはいえ、3回権利が1セット終わる度に交換して、数珠つなぎの即大当りの繰り返しでした。店の従業員や他のお客さんが首を傾げるほど、私の大当りに注目していたことを思い出します。

四本コーヒー店

パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

Twitter:@4444coffee

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