初打ちで“甘さ”を実感…新台実戦記『パチスロ ハードボイルド』編

公式HPより

技術介入要素を組み込んだ「名機のリバイバル」の実力は?

 話題のニューマシンを実戦&リポートする当企画。今回はサミーの6.5号機『パチスロ ハードボイルド』編をお届けする。

 まずは、ゲーム性についておさらいしよう。サミークラシック第5弾の本機は純増約300枚のSUPER BIG CHANCE(SBB)とBIG CHANCE(BB)、約60枚を得られるREGULAR BONUS(RB)、計3種類の疑似ボーナスと、1G純増約0.8枚、1セット基本50Gの完走型AT「BULLET RUSH」を搭載。主なAT突入契機はSBBとBBで、前者は100%、後者は初代と同じく50%の割合でATへ結び付く。

 SBB及びBBは最大40Gの小役ゲーム&12GのJACゲームで構成され、JAC INで始まるJACゲームは3回分の権利あり。通常時に引いたSBBとBB中には技術介入要素が組み込まれており、小役ゲーム中3回目のJAC IN時は左リールにBAR絵柄をアバウトに目押しすれば75%、2連白7絵柄を枠内に目押しすれば100%入賞を回避できる。

 JAC INハズシ成功時はフラグが持ち越され、小役ゲームの最終ゲームで必ずJAC INすることから、目押しを駆使すれば最大限に小役ゲームを消化できるというわけだ。ちなみに、AT中に射止めたSBB及びBBはナビに従うだけのオートハズシとなる。

新台分析班メンバーが『ハードボイルド』攻略へ挑む

 この日、着席したのは1,600Gほど消化してBB2回、RB5回という履歴の台だった。本機はRB出現率にそこそこの設定差がある。サンプルは少ないながらも空き台の中から最もRB出現率が高かった台を選んだわけだが、それが功を奏したのか、記念すべき初当りはわずか2千円。当然、BBを期待するも、残念ながらRBだった。

 その後、60Gほどで再びRBを引き当て、待望の初ビッグは追加投資8千円でのシューティングチャレンジから。通常時は基本的に順押し推奨だが、リプレイやチェリーから発展する可能性があるシューティングチャレンジ中は変則押しOKだ。熟考の末、中リールに「白7・スイカ・白7」を狙うと、気持ちいいほどにズバッと停止したのである。

 先述の通り、通常時に引いたBB中はJAC IN回避が必須だ。正直なところ、筆者はそこまで目押しを得意としないものの、本機の技術介入は白7絵柄狙いでも2コマの猶予あり。果敢にチャレンジした結果、この日は1回も失敗しなかったので、そこそこの目押し力があるプレイヤーは白7絵柄でのハズシを選択すべきではないだろうか。

 このBBはATへ繋がらなかったものの、2消灯スイカハズレからの続くBBではATへ突入した。「初代『ハードボイルド2』はAR1000を引くまで意地になって打ち続けたなぁ」などと、懐かしの映像と音に想いを馳せながら消化していると、遅れからのチェリー否定。この時点でストック1個が確定すると、数ゲーム後にはリーチ目が停止した。

 AT50G消化後は「ラッキーチェック」で結果が示される。ここで「B」が止まってBBが揃うと、消化後のATでも「B」が停止。こちらはRBだったものの、どちらかでATを複数セットしたのか、ATはトータルで300Gまで継続した。続くか否か、こういったドキドキは地味に面白い。

AT中のリーチ目停止は他機種では味わえない至福の瞬間

 結果からお伝えすると、この日は以降、3,000Gほど消化して、1,400枚のプラス。JAC INハズシ成功時のボイスでジョニーの「GREAT」(偶数設定示唆)が複数回、ジョニーの「GOOD」が数回(高設定示唆)確認できたし、設定1ではないと信じたいが、機械割「100%」超の甘い仕様であることは実感できた。

 同社の『パチスロ ディスクアップ2』と同じく、粘りに粘って“波を待つ”といった感は否めないものの、リール消灯と出目の絡みも抜群だし、AT中のリーチ目停止は、他機種では味わえない至福の瞬間。当分は、本機にお世話になりそうである。

(文=新台分析班)

関連記事

パチンコ・パチスロ最新記事

人気記事ランキング 5:30更新

パチスロ

パチマックス

総合

編集部イチオシ記事
SNS