パチンコ「大当り無しで玉が出続ける」トラブル…忘れられないエピソード
大当りでもないのに出玉が止まらない？
投資も少なく大当りして連チャンを達成。パチンコ・パチスロにおける、そんな「プラス収支」を誰しもが望むものです。偶然にも「連チャン打法がある」「それを実行できるマシンがある」…そんな感じで、うまく勝つことができるというのは願ってもないお話しでしょう。
連チャン打法も何もないのに、たまたま打っていたパチンコ機が大当りした後にも玉が出続ける。こんなにも嬉しいことは無いはずです。もっといえば、大当りをしていないのに玉が出続けていたら…それはそれは笑いが止まりません。
今回はたまたま打っていたパチンコ機種名が「笑い」であり、当ってもいないのに玉が出ていて「笑い」が止まらなかった、嘘のような本当のエピソードをお伝えします。
今回のパチンコ台は1994年に登場した『スマイル』（マルホン工業）です。同社がお得意のカラードットデジタルの2回権利モノです。
『スマイル』（マルホン工業）
大当り確率235分の１で、出玉は2回権利で約4,000発獲得できます。お店によってですが、導入していたパチンコ店の営業形態では「無制限営業」が多かったと記憶しています。機種名からして、デジタルにも盤面にもスマイルが多いデザインでした。
この頃の権利モノには「オールマイティ絵柄」が存在していました。同機もそれに該当しています。絵柄が変動すると、オールマイティ絵柄が止まる前に「ス・マ・イ・ル」と中・右絵柄にはない文字絵柄が存在。絵文字みたいな「スマイル絵柄」が左に停止→中と右絵柄が同じならば大当りです。これが機種名の由来だと思います。
私の近所のパチンコ店ですが、リニューアルに同機が入ることになりました。パチンコ攻略雑誌の新台情報を見て「この機種が入ったらいいなぁ」と思っていたら、偶然にも近所に入ってくれたのです。しかも開店時間は夕方6時と、この頃は当たり前の開店時間で期待ができます。
しかし、リニューアルオープンともあったので店内は見物を含めて激混み…箱の上げ下ろしでランプを呼び出しても、中々従業員は来てくれません。
やがて私の周りも次々と大当りとなり、店内もかなり賑やかになっていました。そんな中で「ドスン」と何かが落ちた鈍い音が…ただ、私を含めて皆さんお構いなしに打っていたのでした。
権利は終了したのに玉が…!?
私の権利は終了しましたが、玉は出続けています。同機は無制限でしたが「出玉が遅れて出ているんだな」としか思わず打っていたのです。
しかし、玉が出続けています。しかも、呼び出しランプのところは大当りした時のようにチカチカと点灯したままでした。状況を把握できなかった私は、とりあえずそのまま無制限で打ち続けていることにしました。ランプは点灯していて箱をどんどん積んでいきます。
その後は、それほどハマることなく大当りを繰り返しました。普通に箱を積んで、短縮営業の4時間ほどで閉店となったのです。このパチンコ店はちょっと変わっていて、閉店時間になったら大当り中でも打ち手を無視して電源を落とすというトンデモナイ手法を取っていたのですが…。
実は、私の台は電源が落ちるまで玉が出続けていた感じでした。
結局、従業員はこの出続けていた異変を気づかなかったのです。私はそのお陰で、1箱に約3,000発入るドル箱を4時間で27箱を積んでしまいました。交換したのは約8万発。実際の大当りは少ないのですが、忙しかったので従業員さんも不思議な顔をしなかったのです。
次の日にそのパチンコ店には、さすがに怖すぎて足を運べませんでした。おそらくですが、ドスンと音がしたのは何か店内で異変が起きたのではないでしょうか。
その影響で、私の座っていた台に何かしら不具合があったかもしれないのです。何だか申し訳なかったのですが、機種名の通りにその日は『スマイル』で帰宅し、笑いが止まりませんでした。