大阪府内のパチンコホール法人などが加盟する大阪福祉防犯協会が、児童養護施設などに計450万円を寄付 累計寄付額は1億9154万円に

　大阪府内のパチンコホール法人などが加盟する一般社団法人大阪福祉防犯協会は5月、大阪市内で令和4年度定時総会・基金寄贈式を開催し、府内の社会福祉法人など7団体に対して、計470万円を寄付した。その旨を公式HP上で公表した。

寄贈総額は1億9,154万円、寄贈先団体は述べ222団体に

　同協会は、遊技業界の健全で堅実な経営と、社会福祉及び防犯活動に寄与するために、様々な活動を通じて広く社会に貢献し、遊技業界の社会的評価と地位の向上を目的として設立。協会の財源は設立趣旨に賛同したホール会員や関連企業の賛助会員からの会費で成り立っており、その中から福祉関係団体への基金寄贈や大規模災害などによる被災者への義援金など、社会に貢献できる活動を着実に積み上げている。

　業界誌「グリーンべると」によると、設立20年目、21回目となる今回は、社会福祉法人羽曳野荘、社会福祉法人レバノンホーム(どちらも児童養護施設)、読売光と愛の事業団など7団体に計470万円を寄贈。これにより、寄贈総額は1億9,154万円、寄贈先団体は述べ222団体に達したという。

　公式HP上で同協会の道野鏞樹会長は「社会の未来を担う大切な子どもたちをはじめ、国内外を問わず大規模災害の被災などで困っている人たちが少しでも笑顔になれるよう、これからも会員・賛助会員様のご協力を得ながら手を取り合って頑張ってまいります」とコメントしている。

大和川の清掃活動にも参加

　また、同協会は大阪が誇る一級河川・大和川の再生事業「大和川クリーンアップ大作戦」にも、2007年より積極的に参加している。大和川クリーンアップ大作戦とは同協会が基金寄贈を行った「大和川再生協議会」主催による、全国一級河川の中で水質ランキングワースト1位だった大和川に、きれいな水と魚たちを呼び戻そうと、2001年9月より毎年開催されている清掃活動。この活動の成果が実り、大和川は「平成20年の全国一級河川の水質現況」において、2005年から3年連続での全国水質ワースト1位から脱出し、水質改善率日本一の川として注目を集めている。

　加えて、同協会は大阪府警察が府民に対する防犯啓発活動を実施する際のグッズ製作の支援を行っているほか、春の地域安全運動や秋の全国地域安全運動などに参加し、防犯活動にも力を注いでいる。地域安全運動とは、安全で安心して暮らせるまちを実現するため、それぞれの地域において地域ぐるみで犯罪などの防止に取り組む活動。今後も多方面での貢献活動に尽力していただきたいものである。