爆裂パチスロ『ミリオンゴッド』のように“好転”してくれることを密かに期待…【濱マモルののほほんコラムVol.239～春一番～】

濱マモルののほほんコラムVol.239～春一番～

「今日は風が強いなぁ」なんて感じていた2月15日、関東では昨年より14日早い『春一番」が吹いたそうだ。酒が残る体で醤油ラーメンを食べていた最中、店内のテレビで気象予報士さんが伝えていた。

　その気象予報士さんによると、春一番は立春から春分までの間に、最初に吹く強い南風のことを言うそうで、地域によって条件がある模様。よって、春一番が吹かない年もあるという。

　また、そもそも「春一番」とは長崎の壱岐がルーツ。この地域ではかつて、早春に吹く南の暴風を「春一番」と恐れていたそうで、むしろネガティブなイメージだったそうだ。

　それが、ポップなイメージへと変化したきっかけは、キャンティーズのヒット曲「春一番」。以降、「春一番は吹いたのか？」などと問い合わせが殺到したため、発表するようになったという。

爆裂パチスロ『ミリオンゴッド』も当初は…

　ネガティブとまでは言わないまでも、当初は「なんだこれ？」などと思ったものが、後々に名を馳せることは少なくない。

　たとえばCR機。当初は従来の連チャン機と比べてポテンシャルが低かったこともあり、しばらくは導入を見送るホールが多かったものの、西陣の『CR花満開』が強烈な出玉で注目を集めると、一気に普及。足繁く通っていた近所のホールにも導入され、とある日、その『CR花満開』が50数連チャンしたことで、しばらく『ニューパルサー』のモーニングが一切、入らなくなったことは今でも根に持っている。

　その山佐の名機『ニューパルサー』も、4号機を世に知らしめた立役者。個人的には嫌いではなかったが、先にデビューしたエレクトロコインジャパンの『チェリーバー』や、IGTの『ベガスガール』が少々地味だったこともあり、「リプレイってなによ？」「こんな機種なら、3号機の裏モノを打つわ」などと酷評を浴びた中、彗星の如く現れた件のマシンは20万台以上を売り上げた。

　4号機時代後期の爆裂マシン、ミズホの『ミリオンゴッド』も、当初は「こんなの、パチスロじゃねぇよ」と鼻で笑う同業者も多かった。だが、一撃で約5,000枚を獲得できる全設定共通8912分の1の「プレミアムゴッドゲーム」、天国滞在時は奇数絵柄のテンパイが頻発する演出、その天国への移行が勝利へのカギを握るゲーム性などが明らかになると、人気が爆発。結果的には高すぎる射幸性が問題視され、サミーの『サラリーマン金太郎』、『アラジンA』と共に検定取り消し処分を受けた。

好転してくれることを密かに期待し続けている

　ところで我が息子は現在、中学2年生だ。どうにも勉強が苦手らしく、テストは散々。提出物もほぼ未提出で、成績は測定不能だという。ついでに言うと、遅刻も多い。

「このままだと、どこの高校にも行けない」。そう学校の先生に言われたことで塾へ通い始めたことは当コラムでも触れたと思うが、いまだに意識改革はゼロ。上記のように、なにかをきっかけに好転してはくれないものだろうか。まぁデタラメに生き続けているアタシが言えた口ではないが、密かに期待し続けている。