【甘デジ】ハマらないとハマれない「極浅遊タイム機能」を装備! 超特殊なスペック&ゲーム性でPB機の新たな価値と可能性を示す

 パチンコホールチェーンの最王手ダイナムが展開するプライベートブランド(PB)機「ごらく」シリーズに最新作『PA満開昔ばなし天まで届け100ver.GO「PB機」』が登場した。

 一般的なPB商品の特徴は低価格だ。パチンコユーザーの目線でいえば、当りやすさになるだろう。実際、PB機はおおむね甘デジタイプで発売されている。しかし、本機は別のメリットである「企画力」「オリジナリティ」にフォーカスされたマシンなのである。

本機のコンセプトは「天まで届け」

 今回はこの特殊なゲーム性である『PA満開昔ばなし天まで届け100ver.GO「PB機」』を掘り下げていく。

 本機のコンセプトは機種名にも組み込まれている「天まで届け」。「天」とは天井、つまり遊タイム発動がゲーム性のメインとなるスペックで、その条件である低確率での100回転消化を満たすと無条件でRUSHに突入するのだ。

 途中で普通に大当りするとどうなるか。ほとんどが3ラウンド約210発の出玉をもらって何も起きず通常モードに戻る。その割合は93%なので、遊タイムを目指すことがメインのRUSH突入ルートになる。

 ただ、肝心の大当り確率が1/66.6~1/59.9と非常に高くなっている。本来ならば喜ぶべき数値だが、本機にかぎってはこの甘さが障害となって打ち手に返ってくる。気になる100回転ハマる確率はだいたい20%前後。初当り5回に1回くらいの割合で遊タイムを獲得できるイメージか。

 50%突入が一般的なことを考えるとなかなか厳しそうだ。しかし、救済措置というか、遊タイムとは別にRUSHを狙えるルートが用意されている。ひとつは直撃初当り。通常モードで7図柄当りを獲得すると問答無用でRUSH突入となる。この振り分けが4.7%だ。

 そしてもうひとつがC時短当選。「好機」図柄揃いを経由して発生する「セブンチャンス」は時短1回転プラス保留4個の抽選機会となっており、ここで大当りを引けばRUSH突入濃厚だ。

 さらに、「普通の大当り(再起BONUS)」には、じつは内部的にチャンス状態に移行するものが一部(振り分け2.3%)含まれている。大当りを引いたあと電チューを経由しない短い時短モードに移行し、ここで大当りを引けば逆に97.7%がRUSH突入となるのである。

 この場合は、時短10000回転が付与される次回ループのRUSHに突入する。ちなみに遊タイムから突入するRUSHもヘソ直撃時も、初回は電サポ10000回転の次回大当り濃厚モードからスタートするので1回は必ず連チャンしてくれるように配慮されている。

 このように『PA満開昔ばなし天まで届け100ver.GO』は、非常に特殊なシステムとゲーム性で作られたPB機となっている。ダイナムおよびグループ店でしか遊べない、希少なマシンだ。

大森町男

羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

Twitter:@machioooo777

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