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パチスロ「6号機」ようやく本格始動か…… パチンコ「新規則機第一弾」導入決定に追従するも不安視される「スペック面」

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 暗雲が立ち込めるパチスロ「6号機」がついに動き出す―――。

 今年2月に施行された遊技機の規則改正。パチンコ・パチスロともに出玉性能が大幅に見直され、これまで以上に「遊びやすさ」が重視されたスペックが予想される

 そんな新規則機の開発状況は順調の模様。試験機関・保安通信協会(保通協)が公表した4月中の試験状況によれば、新規則機のパチンコは「12台」が申請され、そのうち「4機種」の適合が明らかになった。

 さらに、5月には新規則パチンコ機第一弾となる『PAナナシーDXII 88GO』(豊丸産業)の公式リリースが決定。最大手チェーン店ダイナムに1000台の導入が決まっており、6月中旬から順次リリース予定となっている。

 その一方で、パチスロ6号機はパチンコとは打って変わり、4月の型式試験には「不適合」どころか「申請」すらなかった。今年1月に発表された、自主規制の「緩和措置」に沿ったルールでの試験申請は「4月」から可能。パチンコと同様にパチスロも「新規則機での申請」が予想されていたが、期待外れの結果にファンからはネガティブな声が相次いでいた。

 そんなパチスロ「6号機」に朗報が?

 今月1日、保通協は5月の型式試験状況を発表。その実施台のなかに「6号機」としての申請があったことが明らかになったのだ。

「保通協で正式発表された回胴(パチスロ)の申請数は36件で、適合数はなんと「4件」。これで6号機リリースの準備が整ったということです。ただ気になるのが不適合事由ですね……」(記者)

 保通協ではレギュレーションに沿った試験が行われ、最も注視される箇所が「出玉面」に関することである。

 6号機から新たに追記された「1600G試験」では、任意の1600G間における出玉率の上限・下限があらかじめ定められている。その区間内で40%~150%以内の出玉率にしなければ不適合となってしまう。

 例えば、1600Gを回すまでに使うコイン数は4800枚。その間に差枚が「-1920枚(4800-2880)」、もしくは差枚が「+2400枚(7200-4800)」の範囲内であれば問題ないということになる。厳密には細かいルールが定められているようだが、大雑把にいうとこういったイメージではないだろうか。

「パチスロの試験で最もネックとされている出玉試験ですが、5月中の試験状況を見ると不適合事項『12件』のうち『8件』が出玉面に関すること。それも『ノーマル・AT・ART』全スペックに該当する内容ばかりの印象ですね。

6号機から純増の上限なしの『AT機』が認められましたが、現状は厳しいように見えます。そのなかでも射幸性が最も低いノーマル機への影響は相当大きいかもしれません」(同)

 各メーカー・業界団体が見込んでいた「今年までの販売」が可能となったわけだが、出玉感を堪能できる「スペック」とはまだいえないかもしれない。

 いずれにせよ、開発が危惧されていた「6号機」が無事、この世に出るのだから正式発表を待ちたいところである。
(文=編集部)

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