パチンコ「激アマ」「超出玉」問題でアノ「暴れん坊」が消滅? 連日「10万発オーバー」続出の”爆裂機”に悲劇到来か
謎のセグパチンコ『デラマイッタ』や江戸時代をピックアップした『悪代官』など、一風変わった機種開発で知られる名物メーカー・豊丸。
先日、新規則機初となる『PAナナシーDXII 88GO』を発表したが、本機はシリーズを踏襲した”遊びやすさ”が健在だ。大当たり確率は1/88.92、(DXスタート・GOチャッカ―通過時は1/65.54)で獲得出玉は約972発と、長く楽しく遊べる『ナナシー』らしさ全開の仕上がりとなっている。
その一方で、豊丸は遊びやすさとは正反対の”エッジの効いた”スペックも特徴的だ。食べ物シリーズ第一弾『餃子の王将』はまさしくその代表的機種であり、一撃7000発も可能にした強烈出玉に加え、連チャン性能も搭載。これまでにいくつものシリーズ機が販売されてきた豊丸の”代名詞的存在”である。パチンコホールへ確かな”熱”を呼び込んだに違いない。
このように『ナナシー』のような機種だけではなく、射幸性の高いスペックも目立つ豊丸。
そんな同社から先日、食べ物シリーズ第二弾となる『CR今日もカツ丼』がデビュー。『ナナシー』と「1発台」を融合させたスペックとなっており「右へ落ちれば大当たり」「左へ落ちればハズレ」という、玉の動きを演出する「シーソー役物」が本機最大の魅力だが……。
それ以上に熱視線を浴びているのが、あまりにも強烈な”出玉性能”にあるようだ。
「本機のゲーム性は『一発台』で獲得出玉は約4328発。ごく稀に『幻のもう1杯』という大当りが連チャンする機能が搭載されていますね。ただ、仕組み的に大量連チャンすることはなく、あくまで最高は”2連チャンまで”です。
そんなスペックとなっている『今日もカツ丼』ですが、登場から間もなくして『10万発超え』が相次ぎました。なかには、稼働をストップさせたホールもあるみたいですね。本機の動向を危惧するユーザーは多かったです」(記者)
当然、玉の”動き方”が重要視される「一発台」となれば、ホールサイドの”やる気”に大きく関わる仕様だ。しかし、それでも予期せぬ「大量出玉」が連日にわたって頻発しているわけだが……。
そんな爆裂出玉で話題を呼ぶ『今日もカツ丼』に対し、販売元であるメーカー・豊丸も動かざるを得ない状況に直面しているようだ。
「どうやら予想外の『出玉性能』にホール側から苦情があったようで、その責任を取って『撤去』による代替手段を検討しているようですね。それが、今後の新機種との交換や単なる返却かはわかりませんが……。何にせよ、近いうちにホールでは『今日もカツ丼』に措置がとられるかもしれません」(同)
ユーザーにとっては大量出玉に期待できるスペックだけあって、悲しみの声が相次いでいる状況だが、パチンコホールは当然ながら営利組織である。撤去が講じられたとしても無理ないだろう。
昨今、『天龍』『RAIZINMAN』など「一発台」の活躍が目立つだけに、現在波紋を呼ぶ『今日もカツ丼』問題が業界に何かしらの影響を与えそうだが……。
(文=編集部)
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