GJ > 競馬ニュース > 武豊「キセキ2世」で菊花賞参戦  > 2ページ目
NEW

JRA武豊「キセキ2世」で菊花賞(G1)参戦にコントレイルが、バビットが戦々恐々!? 夏の上がり馬が醸し出す「ブエナビスタの悲劇」再来の予感

【この記事のキーワード】, ,

「スタミナ面で不安のないアンティシペイトと武豊騎手のコンビ参戦は、菊花賞全体に影響を与えそうですが、最も頭を抱えているのはバビットの陣営ではないでしょうか。

というのも、ここまで重賞連勝を含む4連勝中のバビットですが、それらはすべて序盤からハナに立ってレースの主導権を握ってのもの。対する3連勝中のアンティシペイトも前走こそ2番手からの競馬でしたが、基本的にはハナに立ちたいタイプだからです。

これまで単騎逃げが濃厚と予想されていたバビット陣営だけに、アンティシペイトが参戦してくるなら、決して好材料とは言えないでしょうね」(別の記者)

 実際に、アンティシペイトが2番手から勝った阿寒湖特別のレース後、武豊騎手は「ハナに行けそうだったら行きたかった」とコメント。本番でも2番手からの選択肢もありそうだが、そのためにはバビットが強くハナ主張をする必要があるというわけだ。

 一見、コントレイルにとっては強力なライバルが潰し合う美味しい展開にも思えるが、アンティシペイトの武豊騎手と、バビットの主戦・内田博幸騎手は共にキャリア豊富なベテラン騎手。ハナ争いを避け、先団で“呉越同舟”の関係を築けば、一気に大本命馬にとって危険な存在となる。

 真っ先に思い浮かぶのは、単勝1.6倍のブエナビスタが3着に敗れた2009年のエリザベス女王杯(G1)だろう。

 スタートからクィーンスプマンテとテイエムプリキュアが、後続を大きく引き離すハナ争いを展開したが、あれよあれよという間にそのままワンツーゴール。ブエナビスタは上がり3ハロン32.9秒という極限の末脚で追い込んだが、大波乱の結果に終わった。

 あのレースもまた菊花賞が行われる京都競馬場が舞台だったのだから、コントレイルとしても楽観できる状況ではないのかもしれない。

JRA武豊「キセキ2世」で菊花賞(G1)参戦にコントレイルが、バビットが戦々恐々!? 夏の上がり馬が醸し出す「ブエナビスタの悲劇」再来の予感のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬