
JRA アーリントンC(G3)馬券攻略のカギは「道悪適性」!? 「◎」はキセキの近親サトノラムセス! ピクシーナイトは3番手まで【八木遊のフォーメーション馬券予想】
人気が予想される4枠8番ピクシーナイト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)は「▲」に留めた。
前走は鞍上・福永祐一騎手の好判断がうまく嵌った印象。また、本番となるNHKマイルC(G1)を見据えて、ここは無理に勝ちに行く競馬はしないはずだ。未経験の道悪ならなおさらだろう。力の違いで重賞2連勝を飾っても不思議ではないが、ここは敢えて3番手まで評価を下げた。
「△」には、かなりの人気薄になるとみられる8枠17番サンデージャック(牡3歳、栗東・宮本博厩舎)を推したい。
昨年7月のデビュー戦から4戦続けて着外とサッパリだったが、年明け初戦で2着に入ると、前走は重馬場で行われた小倉芝1800mを強い内容で差し切り、初勝利を収めた。半兄は現役時代に“最強の1勝馬”といわれたエタリオウだ。
馬主の杉野公彦氏は国内に約100店舗を展開するラウンドワンの社長。ここ数年はセレクトセールで高額馬を次々と落札し、存在感を見せている。昨年2月に所有馬がJRA初勝利を挙げ、今回が重賞初挑戦。1億8360万円という高値で落札したサンデージャックは、兄が果たせなかった2勝目を飾れるか。
「×」には3頭をピックアップした。
調教で一級品の動きを見せている6枠11番ジュリオ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)。初輸送を克服すれば、勝ってもおかしくない素質を秘める。
5枠9番ホウオウアマゾン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、デイリー杯2歳S(G2)2着の実績は申し分ない。ただ、最終追い切りの動きがやや物足りなく映り、評価を下げた。
8枠18番グレイイングリーン(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、スプリント重賞を2勝したリトルゲルダを母に持つ。初マイルで大外18番枠に入ったが、当日が外伸びなら上位進出の可能性もあるだろう。
馬券は、三連複フォーメーションで、「◎」「○」の2頭を1列目に据える。どちらかは3着以内に入るという算段だ。「▲」「△」を2列目に、「×」の3頭を3列目に置き、合計19点で勝負する。さらに当日の気配とオッズ次第で「◎」「○」「▲」の馬連ボックス、もしくは「◎」「○」「△」のワイドボックスを押さえておきたい。
いつも通り、最終的な買い目と資金配分は、レース前にTwitterでつぶやく予定だ。
3連複フォーメーション 19点
[13,15]-[8,13,15,17]-[8,9,11,13,15,17,18]
馬連ボックス 3点
[8,13,15]
もしくは
ワイドボックス 3点
[13,15,17]
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。
PICK UP
Ranking
23:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- 武豊「こんな馬ではない」アルテヴェローチェ不完全燃焼!レースレベルに疑問残るも…川田将雅「4コーナーで勝つと思いました」の明暗
関連記事
JRA【アーリントンC(G3)展望】モーリス産駒ピクシーナイト勝てば“G1制覇”100%!? ミッキーアイル産駒の大物は「3連勝」でNHKマイルC(G1)権利獲りへ
JRA 武豊でも、横山典弘でもダメ……メイケイエール「迷惑大暴走」「実況間違え」で最下位。「ウマ娘」登場アグネスタキオンの伝説が話題独占!?【週末GJ人気記事総まとめ】
JRA C.ルメール「Derby horse !!」は東京巧者を示唆!? 皐月賞(G1)エフフォーリアに元ジョッキー・安藤勝己氏も口にする「中山2000m」への不安
JRA ダノンザキッド安田隆行調教師「まあ、いいでしょう」も全然よくなかった!? 皐月賞(G1)の鬼門枠、まさか「59年勝ちなし」の絶望……
JRA横山典弘「あの馬に巡り会っていなかったら違う人生になっていた」。「無冠の帝王」メジロライアンとのクラシックから31年、三男・武史がいざ「父超え」へ!