パチスロ「高設定」を確信も予期せぬ展開!? ユーザー期待の特別な日に…

文＝大松

【この記事のキーワード】パチスロ, Re:ゼロから始める異世界生活

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　パチスロ4号機の時代にはホールで様々なイベントが開催されていた。例えばクレオフ機能や札を使った設定示唆などがポピュラーだ。

　ポイントカードによる設定打ち替えであったり、全台前兆スタートのモーニングなども有名。設定の公開も許された、大らかな時代であった。

　筆者が経験したイベントではクレオフ機能を使い、発生した遊技台のプレイヤーにクジを引かせるものが印象に残っている。都合5回ほどクジを引いたが中身は全て即席麺で、自転車で来店していたため持ち帰るのに苦労した。苦い思い出だ。

　現在ではホールの「イベント」は概ねNGとされ、地域によっては些細な告知でも処分されるケースもある。

　しかし、「旧イベント日」や「ゾロ目の日」などを意識するホールは少なくない印象で、暗黙の了解ながら朝から多くのユーザーが来店することも珍しくない。こういった「特定日」には告知がなくとも、ユーザーが期待してしまう傾向にあるのだ。

　最近では「キャラクターの誕生日」も注目され、ホール関係者も意識するところとなっている様子。都内某ホールで10月3日に「魔法少女まどかマギカ」の主人公「鹿目まどか」誕生日として、4000人オーバーの列が出来たことも有名である。

　先日の9月23日は「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するヒロイン「エミリア」の誕生日。この日は全国的に同タイトルのパチスロ機が高稼働となり、赤字運営となったホールが多いようだ。

　この日は筆者も同マシンを狙い朝からホールに訪れた。同作品に登場する双子「レム」「ラム」の誕生日には高設定が確認できたホールとあって期待が膨らむ。

　いざ入場してみると、12台ある同マシン全台に有利区間ランプが点灯。リセットであれば有利区間ランプは消灯しているはずだ。ホールがリセット後に1G回している可能性も否めないが期待していた分、困惑する気持ちも大きかった。

　某大国の軍隊には「予想外の出来事が起きたら即撤退」という鉄則があるらしい。今回はその鉄則にならい一旦退却を選択することにした。

　その後、ホールデータをネットで確認していたが高設定と思しきデータは見られず、恐らく「設定責任者がキャラクター誕生日を忘れていたのかも？」との結論に至った。

　日にちを間違えたかと自分を疑ったが、他店舗のデータを確認すると、いずれのホールも何かのお祭りのように高設定の台が乱立している。

　キャラクター誕生日は店選びも重要だと痛感した。エミリアさんお誕生日おめでとう。次は是非高設定でお会いしたい。

（文=大松）

<著者プロフィール>
　4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロモンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。