【UAEダービー(G2)展望】JRA馬が4頭登場! 快速G1馬の半兄と5戦5連対馬が世界に挑む! ライバルはアメリカの強豪もロシアの強烈追い込み馬にも警戒!?

26日、ドバイのメイダン競馬場ではUAEダービー(G2)が行われる。今年は4頭もの日本馬が出走し、2016年のラニ以来の日本馬優勝を目指す。
英国ブックメーカー『ウィリアムヒル』で日本馬最上位の人気に位置しているのが、サウジアラビアからの転戦となるセキフウ(牡3歳、栗東・武幸四郎厩舎)だ。
半兄に2016年の高松宮記念(G1)を制したビッグアーサーがいる良血馬は、初勝利までに3戦を要したが、1勝を機に能力が開花。1勝クラス、兵庫ジュニアグランプリ(G2)と3連勝し、一気に重賞初制覇までこぎ着けた。
初のマイル戦となった2走前の全日本2歳優駿(G1)では4着に敗れてしまったが、同距離だった前走のサウジダービー(G3)では鋭く追い込んで半馬身差の2着。当時の鞍上のC.デムーロ騎手は「直線で外に出したらすごい脚を使ってくれた」と差し脚を絶賛しており、舞台が替わっても期待できそうだ。
今回は距離が更に300m延びて1900mとなるが、前走の伸び脚を見る限り距離の不安は無さそう。ブックメーカー全体でも2番人気に支持されるなど、世界の競馬ファンから期待されている。ラニ以来の日本馬優勝を果たす確率が、最も高い存在といえるだろう。
セキフウに次ぐ3番人気となっているのが、コンバスチョン(牡3歳、美浦・伊藤圭三厩舎)だ。
東京ダート1400mの新馬戦を4馬身差で快勝すると、続くヤマボウシ賞(1勝クラス)も完勝。3戦目の兵庫ジュニアグランプリではセキフウに敗れてしまったが、全日本2歳優駿では2着と大崩れしなかった。
そして、前走の国内3歳ダート強豪馬が揃ったヒヤシンスS(L)は、内目を器用に立ち回って優勝。崩れるライバルの人気馬が多かったが、全レース連対の成績が示す通り、安定感のある走りをみせた。
今回が初めての海外でのレースとなるが、休み明けを1度使われて状態は上向きとのこと。持ち前の安定感を発揮できれば、海外の強力メンバー相手にも通用するはず。
ブックメーカー上の評価は低いが、他の日本馬2頭も侮れない。
クラウンプライド(牡3歳、栗東・新谷功一厩舎)は、デビュー2連勝でつけた着差が計9馬身。ともに距離は1800mとスタミナも十分で、日本馬の中では本馬が最も距離の適性がありそうだ。
前走のヒヤシンスSこそ6着と崩れたが、当日の馬場コンディションは前が止まらなかった。スタート後に他の馬に挟まれて位置が後ろとなってしまった本馬は馬場に泣いたといえる。鞍上のM.デムーロ騎手も「もったいない結果になってしまいました」と悔いており、巻き返す可能性は高い。
1勝馬ながらUAEダービーに選出されたレイワホマレ(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎)は、追って味のあるタイプだ。前走のなでしこ賞(1勝クラス)は勝ったセキフウとタイム差無しの2着と互角の勝負を演じた。
今回は5ヶ月ぶりの実戦となる。冬場に休養した効果で大きな成長曲線を描いていれば、アッと言わせる激走があるかもしれない。
そんな楽しみな日本馬4頭の前に立ちはだかるのが、海外の強者たちだ。
まずは『ウィリアムヒル』で、堂々の1番人気となっているパインハースト(牡3歳、米国・B.バファート厩舎)。
今年のサウジダービーでセキフウら日本馬2頭を打ち破った。外枠から果敢に先行して4コーナーで先頭に立つと、最後まで他の馬にその座を譲らなかった。粘り腰の強さには定評があるため、各日本馬も本馬の先行粘り込みに注意したいところだろう。
また、現在の世界情勢の中心にいるロシアにも有力な馬がいる。ブックメーカーで4番人気のアジュールコースト(牡3歳、ロシア・P.ヴァシュチェンコ厩舎)は、豪快な末脚が武器。
メイダン競馬場で先月行われたUAE2000ギニー(G3)では、一時は先頭から15馬身ほど後方を追走していたが、直線でエンジンがかかると一気に先頭へ急接近。残り100mで先頭に立って、後続を突き放す快勝を収めた。
果たして日本馬が2016年以来の戴冠となるか。それともダートの本場であるアメリカが意地を示すか。はたまたロシアの馬が直線でごぼう抜きするか。26日の発走時刻23時05分(日本時間)が待ちきれない。
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