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メイショウドトウ|’01 宝塚記念を制した「不屈の挑戦者」は、牧場猫・メトとの名コンビでメディアを席巻中!

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 かつて観衆を沸かせた名馬の“今”を紹介!

 走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。

 全国で暮らす、名馬の個性と“今”を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!

 今回のコレクションは、2001年の宝塚記念(G1)などを制した、メイショウドトウ!

 現在は、北海道新冠町にあるノーザンレイクで暮らしているとのこと。

 そのお世話をしている佐々木さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!

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佐々木 祥恵さん
(ノーザンレイク 雑用係)

ウマ歴:6年

出身地:北海道旭川市

趣味:空想すること(笑)

休日の過ごし方:ノーザンレイク開場以来、休みがないので…

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メイショウドトウ

ニックネーム|ドットさん、ドトウ、ドッちゃん
生年月日|1996年3月25日
生産者|P.Hardy
馬主|松本好雄
戦績|27戦10勝(2着8回,3着2回)
獲得賞金|9億2,133万円(中央)
主な勝鞍|2000年 中京記念(G3)、2000年 金鯱賞(G2)、2000年 オールカマー(G2)、2001年 日経賞(G2)、2001年 宝塚記念(G1)
父|Bigstone
母|プリンセスリーマ
母父|Affirmed
ここにきた日|2021年6月16日

 メイショウドトウは1999年1月にデビューし、2戦目で勝ち上がると、その後も年内に3勝を挙げてオープン入りを果たします。

 翌2000年は日経新春杯(G2)で始動し、初の重賞挑戦ながら2着に健闘すると、次走の中京記念(G3)をレコードタイムで快勝して初重賞制覇。

 その後、5月のメトロポリタンS(OP)勝ちを挟んで、6月には初のG1レース挑戦となる宝塚記念(G1)に出走し、ここで宿敵テイエムオペラオーとの初対戦を迎えます。
外から脚を伸ばすテイエムオペラオーに対し、メイショウドトウも内から懸命に脚を伸ばしましたが、その軍配はテイエムオペラオーに上がり、クビ差の2着に惜敗。

 ここから「世紀末覇王」と「不屈の挑戦者」の長い死闘が繰り広げられることとなります。

 夏に休養を挟んだメイショウドトウは、9月のオールカマー(G2)に出走すると、単勝1.9倍の支持に応えて見事優勝して重賞2勝目を挙げ、翌月の天皇賞・秋(G1)で、テイエムオペラオーと再び対峙。

 レースは宝塚記念(G1)と同じく前目に付けたメイショウドトウに対し、テイエムオペラオーは4~5番手で競馬を進めると、直線ではメイショウドトウが一瞬先頭に立つものの、すぐに外から追い上げたテイエムオペラオーに交わされ、2.1/2馬身差の2着に敗れてしまいます。

 続いてジャパンカップ(G1)に出走した同馬は3番手で競馬を進めると、直線で懸命に伸びて抜け出しを図りますが、外から迫って来たテイエムオペラオーとの追い比べにクビ差敗れて、またもや2着に。

 更に年の暮れには有馬記念(G1)にも出走しますが、直線外から追い込んだメイショウドトウに対し、内から伸びたテイエムオペラオーがハナ差先着し、秋古馬三冠はすべてテイエムオペラオーの2着に敗れる結果となりました。

 年が明けた2001年は日経賞(G2)を単勝1.1倍の圧倒的人気に応えて優勝し、次走は天皇賞・春(G1)に出走。

 テイエムオペラオーとは5度目の対決となった当レースですが、先に抜け出したテイエムオペラオーに対し、メイショウドトウも凄まじい末脚で差を詰めるも1/2馬身及ばず、またもや2着に。

 そして迎えた宝塚記念(G1)、昨年の同レースで2着に敗れてからテイエムオペラオーに対しては実に5度の2着という辛酸をなめたメイショウドトウですが、直線の入り口で共に1,2番手で進めた3着馬ホットシークレットと2頭で抜け出すと、後方から迫りくるテイエムオペラオーを1.1/4馬身退けて1着でゴール。

 6度目の対戦で宿敵を下し、「不屈の挑戦者」は遂に悲願のG1タイトルを手にしました。

 その後は秋古馬三冠へ挑みますが、3戦ともに下の世代の馬に敗れてしまい、2001年の有馬記念(G1)を最後に引退。

 2002年の年明けに、最大のライバルであったテイエムオペラオーと共に引退式を行い、イーストスタッドで種牡馬となりました。

 そして13年間にわたる種牡馬生活に幕を下ろしたメイショウドトウは、2017年11月、当時受け入れ馬を探していた認定NPO法人引退馬協会の提案に、「引退馬の支援活動を広める役に立てるなら」と松本好雄オーナーが快諾する形で、フォスターホースとして受け入れられることになり、2018年11月よりヴェルサイユファーム(のちにヴェルサイユリゾートファーム)を経て、2021年にタイキシャトルと一緒に引退馬協会からの預託馬としてノーザンレイクにやって来たとのことです。

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 とにかく食いしん坊なイメージがありますが、やはり佐々木さんから見ても「食欲☆5」なのですね!

「繊細さ☆4」については、タイキシャトルが亡くなって少し寂しそうにしていたドトウの姿からもよく理解できます。

 その姿は、この記事と同じく『Loveuma.』に掲載中の「ノーザンレイクダイアリ―『シャトルが居なくて寂しいけど、ドトウは毎日をドトウらしく生きています』(2022年9月20日公開)」にて紹介していますので、ぜひご覧ください。

https://www.loveuma.jp/post/nld_220920

 担当している佐々木さんに、メイショウドトウの”印象的なエピソード”を聞いてみました!

「シャトルが亡くなってすぐは寂しかったのか、放牧地の入口付近で向かいの放牧地にやってくる女子チームを待っていました。

 女子チームが放牧地に入るのを見届けてから、草を食べ始めていました。

 今はネコパンチが来るのをじっと待ち、ネコパンチが隣の放牧地に入るのを見届けてから、草を食べ始めます。

 あとは、やはりメト(猫)との絡みでしょうか。

 メトは当たり前のように厩舎に出入りしていて馬に対しても自然体ですが、ドットさんはメトが近くを通ると首を伸ばして前のめり気味。

 何とか交流しようとしています。

 ただし草に夢中な時は、メトに気づかないことも残念ながらあります。」

 タイキシャトル亡き後、ぽっかり空いてしまった穴を、最近やって来たネコパンチが埋めてくれているのでしょうか。

 繊細なドットさんの良き心の友になってくれるといいですね。

 メトとの交流も、ファンの注目の的になっていますよね。

 最後の1文は、「食欲☆5」をよく表していますね(笑)

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青空の下、草に夢中のメイショウドトウ
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ニンジンが出てくるのを期待しているドトウ
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ニンジンを前に瞳キラキラ

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地面に寝転ぶメトが気になるドトウ
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メトが背中に乗りこのコンビの人気に火がついた
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時々ネコパンチと何か話をしているようです
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放牧地でのドトウとネコパンチ

 ドトウのあとに放牧地にやって来るネコパンチを見守っているが、かなりの確率で無視されているそうです。

 なんとも“ネコ”らしい性格ですね(笑)

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 新入りのネコパンチを見守る優しいドットさんは、多分、馬も猫も人も好き。

(人の場合は、おやつを持っている人が好きという可能性大ですが?)

 予約制で人数に限りがありますが、機会がありましたら優しく可愛いドットさんに会いに来てください!

 佐々木さん、メイショウドトウのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!

 なお、メイショウドトウが暮らすノーザンレイクさんの見学には事前予約が必要となっております。

「競走馬のふるさと案内所」のページをよくお読みになって、記載されている手順でのご予約をお願いいたします。

https://uma-furusato.com/search_farm/105319.html

 引退馬協会の会員さんは会員枠での見学が可能です。公式ウェブサイトの会員専用ページや会報にてご確認ください。メイショウドトウの近況報告「ドトウだより」も公開されています(近況報告はどなたでもご覧いただけます)。

https://rha.or.jp

 また『Loveuma.』で毎週火曜に連載中の『ノーザンレイクダイアリー』では、メイショウドトウが送る日々をご覧いただけます。

 是非チェックしてみてください!

https://www.loveuma.jp/contents/categories/northern-lake-diary

 そしてノーザンレイクさんのSNSからも、メイショウドトウの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫

X(旧:Twitter)|@NLstaff
Instagram|northern_lake_2020
Facebook|ノーザンレイク(Northern Lake)

協力:認定NPO法人 引退馬協会
   ノーザンレイク
取材・文:片川 晴喜
編集・デザイン:椎葉 権成
制作:Creem Pan
著作:Creem Pan・GJ

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