JRAも地方もお任せ「ID馬券師」松中みなみが高配当を射貫く! 女神が説くデータ分析のススメ
――野球のデータ分析きっかけで競馬予想を始めるなんて、異色の存在ですね。研究熱心な松中さんのことなので、競馬についても相当勉強したんじゃないですか?
松中:最初は競馬専門誌を買って猛勉強しました。まず注目したのは騎手です。騎手それぞれに勝ち気や慎重さなど性格が異なるので、「この騎手なら馬群が密集していても強引に抜け出してきそう」といった脚質と騎手特性を考慮して上位を絞っていきましたね。人の性格を踏まえる考え方は野球から応用させてもらいました(笑)。その後は、レースを観戦するごとに各競馬場の馬場特性・距離、直近レース結果と本レース結果の関係性などのデータを収集し予想に活用しています。データをつければつけるほど、的中する可能性は上がると信じています!
――そんな「データ至上主義」松中さんが馬券を買う際のポイントをぜひ教えてください!
松中:3連単・1頭軸にこだわりをもっています。複勝で当てても心の底から喜べない自分がいて……(笑)。あと、競馬ファン向けに予想する際には少ない点数で納めることを徹底していますね。やっぱり競馬を長く楽しんでほしいので、なるべく資金面で負担にならないような良心的な予想をしたいなと。馬券の購入金額は12レースに近づくにつれて上げています。序盤は馬場状態を見たいので、少額にしてデータ収集に努めています。
――レース当日もデータ収集に余念がないんですね(笑)。でも、3連単でそこまで的中できるのは驚きです。
松中:レース展開をイメージすることが大事だと思います。出走馬の脚質・当日の馬場状況を踏まえてペースや各コーナーでの馬群構成を可視化するんです。昔は模型を使ってレース展開を考えていましたが、いまでは馴れたもので頭の中でイメージできるようになりました。「見える化×イマジネーション」が松中式予想法の核ではないでしょうか!