
芸能界「最強ギャンブラー」見栄晴『競馬予想TV!』司会20年で導き出した答え。博打は「わからない」から面白い?【特別インタビュー】

日々、競馬の情報をかき集め「知識こそが勝利につながる」と信じている我々競馬ファンにとって、豊富な人脈を持つ有名芸能人の中でも「誰が最も競馬に詳しいのか」という議題は非常に興味があるところだ。
そう考えた時、多くの競馬ファンの頭に浮かぶのは、人気競馬番組『競馬予想TV!』(フジテレビONE)の司会を長年務めている見栄晴氏ではないだろうか。
1998年の番組開始から、その時代、時代でトップクラスの予想家たちによる激論を丸20年、合計約900回、1800時間以上にわたって聞き続けた男の「勝負論」は、果たしてどこまで昇華、洗練されているものなのか――。今回、ギャンブルジャーナル編集部は、芸能界でも稀代のギャンブラーとして名を馳せる”博徒”を直撃した。
――長年、司会をされている『競馬予想TV!』は異例の長寿番組となっている。
見栄晴:今年で丸20年です。20年も続けていれば、もう生活の一部ですね。今では子供も「土曜日の夜に、父はいないもの」とわかっているみたいで。生放送の仕事だから仕方ないけど子供がかわいそうなのは、かわいそうだけどね。
――20年も続けて、通算回収率が80%を超えているのは驚異的なこと。

見栄晴:もちろん回収率100%以上を目指してるけど、控除された払戻率(三連複75%、三連単72.5%)を考えれば、通算でも5%くらいは浮いていますからね。だけど、これだけ長くやると、買っても負けても通算は簡単には動きませんよ。回収率100%で考えると、20年で結構負けてますね。まあ、僕のお金じゃないから構いませんけど(笑)。
――『競馬予想TV!』は予想家の方々が毎回、他者の予想にも激論を交わすことで人気を博していますが、生放送で司会をされている見栄晴さんは、いつも大変そうに見えています。
見栄晴:もう900本以上やってるからね、慣れたもんですよ。初めの頃は大変でしたけど、1回も溢れたことはないし、そこは気をつけてやってますね。
――個性的な予想家が数多く出演されていますが、中でも司会者として特に気を付けている人はいますか?
見栄晴:やっぱり太組(不二雄)さんですよ(笑)。太組さんが折り合わないと、話が前に進まない。話し好きだから、やっぱり危ないですね。生放送だから編集が利かないんで。
あと「言葉」ですよね。放送禁止用語とかはもちろん、僕は慣れてるけど、予想家の人たちはテレビの人じゃないから。つい感情的になって「クソ馬」とかいう人もいるけどね。
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