フェブラリーS(G1)コパノキッキング「Dr.コパ」からファンに最後のお願い!? 藤田菜七子騎手をG1初制覇に導く「秘策」とは
コパ:それしかないだろうね。去年のオープン(オータムリーフS)で(藤岡)康太に乗ってもらったんだけど、(5番手を)先行してコーナーで距離をロスしないように寄せて回って、最後の直線で「さあ、ここから!」と思ったら、意外に伸びなかった。
(クビ差で)勝つには勝ったんだけど、直線の入り口から追い出して、ゴール前100mくらいでやっとエンジンが掛かったの。エンジンの掛かりが遅いんだよね。長く良い脚を使うから。
ということはフェブラリーSで馬込みにいて、前が開いてムチ入れたって多分、すぐには伸びない。器用さがないから。逃げるか後で外から行くか、騎手は腹を括るしかない。今回は芝スタートだし、後ろからになるから、もう追い込んで大外を回ってくるしかない。そういう意味では考えることがなくて楽だよね(笑)
菜七子にはスタートしてから「馬なりでいい」って言うつもり。後ろでいいから、内枠だったら「そこで外に出す準備をしてほしい」と。まずは本来の走りのバランスを崩さないようにして、(芝から)ダートに出てから流れに乗れれば。
――希望の枠番は?
コパ:やっぱり外枠が欲しい。リッキーが単勝万馬券で大穴(16番人気、単勝272.1倍!)を開けた7枠13番とか最高だよね。そうなったらもう「勝ったああ」って。”コパワールド”にハマったも同然だよ(笑)
※コパノキッキングは7枠11番!14頭立てを考えればさすがの「ニアミス」?
――ズバリ、勝つための秘策は!?
コパ:今回はジャンボ尾崎流(笑)
――ジャンボ尾崎って、あのプロゴルファーのジャンボ尾崎さんですか!?(笑)
コパ:そうそう。昔、ジャンボ尾崎がさ、林に打ち込んだら木に当たってフェアウェイに戻ってきたんだよ。あれって日本中のファンが、ジャンボを応援してたからだよな。左に曲がったらギャラリーが『(林に)入るなー!』って祈るから、ああいうことが起きるんだよね。味方はたくさん多い方がいいんだよ。今回はそんな作戦です(笑)
――見えない力を信じて、全力投球できるところがコパさんらしい。