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9日に京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(G2)は、3番人気のレッドベルジュール(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎)が完勝。鞍上の武豊騎手にとって、JRA・G1完全制覇の大記録へ期待が高まる勝利だった。
「忘れられているかもしれないので強調しておきますが、あと朝日杯フューチュリティS(G1)とホープフルS(G1)を勝てば、日本のG1を完全制覇となります」
先日、自身の公式ホームページでそう宣言していた武豊騎手。4日のJBCレディスクラシック(G1)を勝利して交流G1完全制覇を成し遂げたばかりのレジェンドが「次」に狙うのは、当然JRAのG1完全制覇だ。
そんな武豊騎手にとって、デイリー杯2歳Sのレッドベルジュールの快勝は、極めて大きな幸運に違いない。レース後「急遽の代打騎乗になりましたが、勝ててうれしい」と話していた通り、当初はL.デットーリ騎手が予定されていたが、来日が遅れたため、急遽巡ってきたチャンスだった。
だが、そんな好機をしっかりモノにする辺りが、武豊騎手がレジェンドと呼ばれる所以だ。スタートからダッシュがつかず後方に置かれたレッドベルジュールだったが、武豊騎手は即座に腹をくくった後方待機を選択。
勝負所では「外に出せればと思っていましたがスペースがなく、苦し紛れ(のインコース選択)でしたが、よく反応してくれました」と話した通り、決して予定通りではなかったが、とっさの判断で最内から突き抜けた。
この騎乗にはレッドベルジュールを管理する藤原英昭調教師も「ユタカじゃないと勝てなかった。空いていてよかった。100点の騎乗」と大絶賛。「能力はあるし、年末のG1を目指す」と12月の2歳王者決定戦に照準を合わせた。
「現在のところ、朝日杯FSとホープフルSの両睨みという状況ですが、鞍上は引き続き武豊騎手になることが濃厚。武豊騎手にとっては、2つともまだ勝っていないG1ですから、どちらに出るにしろ大きなチャンスになることは間違いないでしょう。JRA・G1完全制覇に向けて、楽しみな存在が出てきましたね」(競馬記者)
ただ記者の話によると、朝日杯FSになる可能性が高いとのことだ。というのも、武豊騎手のお手馬には9月の野路菊S(OP)で5馬身差の圧勝を飾ったマイラプソディがおり、今月の京都2歳S(G3)の結果次第で、年末のホープフルS出走が濃厚だという。
その点、レッドベルジュールは同じマイル戦のデイリー杯2歳Sで非常に強い競馬をしており、陣営が“武豊ファースト”で行くなら朝日杯FSになる可能性が高いというわけだ。
「まだデビュー2戦目で、6月以来の競馬でこの勝ち方――。能力はあると思います」
 勝利騎手インタビューでそうレッドベルジュールを評価した武豊騎手。その視線の先には、念願のJRA・G1完全制覇、そして日本G1を完全制覇がはっきりと見えているはずだ。
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