GJ > 競馬ニュース > 「ウオッカ事件」
NEW

エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは

【この記事のキーワード】, ,
エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う......8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が最大級の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とはの画像1

 20日の札幌記念(G2)に出走するエアスピネルの鞍上をキャリア13戦目にして、ついに降板となってしまった武豊騎手。

 デビューから当時の新人最多勝記録を塗り替え、3年目にはリーディング獲得。あっという間にスター街道に駆け上がった天才騎手。それだけに、今のキタサンブラックのように他の騎手から託されることは多くとも、自分が降ろされてしまう経験はあまりないようだ。ましてや、G1が狙えるような有力馬ではなおのことだ。

 だからこそ今回のエアスピネルのC.ルメール騎手へのスイッチは、本人からしても相当思うところはあるはずだ。特に本馬の場合は母エアメサイアの主戦も務め、デビュー戦からずっと手綱を執って苦楽を共にしてきた相棒、思い入れがないはずがないだろう。

 しかし、なにかと「結果至上主義」の昨今の競馬界において結果を残せなかった以上、降板を命じられるのはある意味仕方がない。競馬界のレジェンド武豊騎手にしても、こういった騎手としての”屈辱”は、数こそ少なくとも決して初めての経験ではない。

 例えば、「武豊騎手→ルメール騎手」へのスイッチということになると2008、09年の年度代表馬ウオッカが挙げられる。あの時も武豊騎手からすれば、相当な屈辱だっただろう。

 牝馬として64年ぶり史上3頭目のダービー馬として知られるウオッカだが、日本ダービーを勝たせたのは当時の主戦・四位洋文騎手だった。しかし、本馬はその後5連敗。そのまま4歳春を迎え、ドバイへ初の海外遠征をするにあたり、海外経験が豊富な武豊騎手に白羽の矢が立ったというわけだ。

エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
  7. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  8. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  9. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  10. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!