武豊「金杯・1番人気大敗」は2万2000回目の初体験のせい!? 「二の腕をガブリと……」まさかのアクシデント
2万2000と67回目にして「初めての経験」だったという。
2020年の競馬開幕となった先週。昨年4年ぶりの100勝超えを果たした競馬界のレジェンド武豊騎手は、いきなり4勝を上げる上々のスタートを切った。
しかし、その一方で1番人気に推された京都金杯(G3)では後方のまま17着に大敗……。
レース後、武豊騎手も「ちょっとよく分からない」と困惑。9日には、自身の公式ホームページを通じて「あの馬が持っている力を出させてあげられなかったことについては申し訳なかった」と悔しさを綴っている。
同距離・同コースで行われた前走のマイルCS(G1)では6着ながら、上がり最速の末脚。ゴール前の勢いは目を見張るものがあった。そういった根拠を元に京都金杯で1番人気に推されたわけだが、一体、なぜカテドラルは凡走してしまったのだろうか。
武豊騎手が「スタートがあまり良くなく、道中も少し力んでいた」「敗因は一つではないと思っています」とコメントしている通り、複合的な要素が重なった結果に違いない。だが、ここで1つ、面白い“敗因”が浮上している。
「どうやら、スタート直後に武豊騎手が隣の馬に噛まれたようです。幸い傷は浅かったので、それが主な敗因とは言いませんが、武豊騎手にとっても、レース中に他馬に噛まれるのは初めての経験だったようで……」(競馬記者)
改めてレース映像を振り返ってみると、確かにカテドラルはスタート直後にかなり“ごちゃごちゃ”している。
7枠13番という比較的外からのスタートだったカテドラル。だが発馬直後、まずは隣にいた14番ブレステイキングと軽い接触。
その直後、9番ストロングタイタンが外側へ寄れたことで、玉突き事故のように10番、11番……と次々に外側へ寄れると、その衝撃に驚いたのか12番タイムトリップが武豊騎手の右腕をガブリ……。
武豊騎手も「30年以上も乗ってきたボクが、初めて経験する出来事がありました。スタート直後に、隣りの枠から出た馬に、右の二の腕をガブリと噛まれたのです」と振り返っていた通り、百戦錬磨のレジェンドをもってしても驚きの経験だったようだ。
ただ、本人が「勝負の結果を左右するようなことではありません」と綴っている通り、大きなアクシデントではなかったようだ。しかし、「驚かされたのは事実」と武豊騎手のメンタルが、カテドラルの走りに若干の影響したのかもしれない?
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