【京都金杯(G3)展望】今年も「武豊」で開幕!? 「京都の鬼」相性抜群レースでカテドラルの末脚爆発か
5日、京都競馬場で2020年最初の重賞となる京都金杯(G3)が行われる。
一年の計は元旦ならぬ、金杯にあり――。2000年にマイル戦となってから、毎年好メンバーが集う本レース。ここを制して、G1戦線で活躍する馬も少なくないだけに各陣営、景気のいいスタートを飾りたいところだろう。
出走できれば中心となるのは、明け4歳馬のカテドラル(牡4歳、栗東・池江学厩舎)だ。
昨春のNHKマイルC(G1)で3着と、一流マイラーの片りんを見せたカテドラル。しかし、古馬との対決となった中京記念(G3)、富士S(G3)を連敗……。
このまま終わってしまうかに見えたが、ようやく能力を発揮したのが、前走のマイルCS(G1)だった。
ほぼ最後方のまま最後の直線を迎えると、上がり3ハロン最速となる33.4秒の末脚が爆発。やや不利がありながらも6着まで追い上げた。勝ったインディチャンプには完敗したものの、2着ダノンプレミアムに0.3秒差なら、ここでは胸を張れる実績。成長の跡を見せられるか。
また、カテドラルの騎乗が濃厚な武豊騎手は2017、18年と京都金杯を連覇。マイル戦になってから4勝しており、非常に相性のいいレースだ。
今年も競馬界の顔役のスマイルで幕開けとなるか。除外対象だけに賞金上位馬の回避待ちだが、勝ち負けできる存在だ。
遅咲きのディープインパクト産駒サウンドキアラ(牝5歳、栗東・安達昭夫厩舎)も昨年、力をつけた1頭だ。
1昨年までは1000万下の壁に跳ね返されている存在に過ぎなかったが、休養を挟んで古馬になってから戦績が安定。ここ8戦で馬券圏内を外したのは、強豪が集ったヴィクトリアマイルだけだ。
特に前走のリゲルS(L)は、敗れはしたものの収穫のあるレースだった。
スタートが決まらず、後方からの競馬になったが、そこからしぶとく伸びて勝ったストロングタイタンとタイム差なしの3着。同じように後方からの競馬となったヴィクトリアマイルでは大敗を喫していただけに、成長の跡を示している。
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