GJ > 競馬ニュース > 変貌を遂げる凱旋門賞  > 2ページ目
NEW

「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……

【この記事のキーワード】, ,

 現在、同レースの「4歳以上牡馬」の斤量は59.5kg。続いて「4歳以上牝馬」が58.0kg、「3歳牡馬」が56.0kg、「3歳牝馬」は54.5kgである。「4歳以上牡馬」と「3歳牝馬」の間には実に5kgもの差があり、これが大きく作用していると見る声は多い。マカヒキが3歳で挑戦するのも、56kgで出走できる点に着目した面は確実にあるだろう。

 無論、59.5kgを背負ったオルフェーヴルは13年の挑戦でトレヴ以外には前を譲らず2着を確保しており、一概に斤量が大きく影響するとは限らないだろう。ただ、トレヴに関してはここ10年の凱旋門賞でも指折りの強さを発揮した怪物。例えもっと斤量差が狭かったとしても、オルフェーヴルが勝利できたとは断言できない領域の強さだった。それだけに、この斤量差によって「より確実に勝利に近づく」部分を否定できない。

 今回は回避となったが、マカヒキのライバルの1頭として注目されていた仏オークス馬ラクレッソニエールが警戒されていたのは、無敗の実力+斤量という見方に違いない。トレヴのインパクトや凱旋門賞の傾向を考えれば自然な着目と言えるだろう。

 マカヒキが警戒すべき3歳牝馬はもう1頭。牝馬にとっての凱旋門賞への登竜門といわれるたヴェルメイユ賞でG1初勝利となったレフトハンドだ。

「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  3. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  6. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  7. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  8. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  9. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  10. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声