GJ > 競馬ニュース > 変貌を遂げる凱旋門賞
NEW

「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……

【この記事のキーワード】, ,
gaisenmonshou2013.jpg2013凱旋門賞(競馬つらつらより)

 いよいよ3日後に迫ってきた競馬の世界最高峰・凱旋門賞(仏G1)。日本代表のマカヒキ(牡3 栗東・友道厩舎)が日本競馬の悲願に挑む。

 近年の欧州競馬はマイル~中距離を重視する傾向があり、凱旋門賞の扱いも変わりつつある。しかし、それでも欧州長距離戦線における象徴的レースであることに揺るぎはなく、マカヒキが勝利すれば、日本競馬にとって大きな足跡を刻むことは間違いない。

 サラブレッド育成の進歩などにより牡・牝の実力差が少しずつ狭まりつつある昨今、凱旋門賞は特にその影響を見て取れるレースだ。昨年こそ英ダービー馬ゴールデンホーンが勝利したものの、その前年までは4年連続で「牝馬」が頂点に立っている。

 特に「3歳牝馬」の台頭は顕著だ。2008年のザルカヴァ、11年のデインドリーム、13年のトレヴと続き、内容も圧勝といっていいものばかり。トレヴにいたっては連覇をしている。オルフェーヴルは、まさにこのトレヴの厚い壁に跳ね返された。

 理由は、もちろん優れ3歳牝馬が増えたこともある。日本でウオッカやダイワスカーレット、ブエナビスタにジェンティルドンナ、アメリカでもゼニヤッタにレイチェルアレクサンドラと、超がつく名牝が連続で誕生した時期とも重なり、世界的な潮流だったと見ていいのかもしれない。しかし、凱旋門賞においてはそれ以上に「斤量差」というものが、より重く古馬や牡馬にはのしかかっているのが現状だ。

「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  7. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  8. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  9. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  10. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声