真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.30 23:00
「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……
編集部
2013凱旋門賞(競馬つらつらより)
いよいよ3日後に迫ってきた競馬の世界最高峰・凱旋門賞(仏G1)。日本代表のマカヒキ(牡3 栗東・友道厩舎)が日本競馬の悲願に挑む。
近年の欧州競馬はマイル~中距離を重視する傾向があり、凱旋門賞の扱いも変わりつつある。しかし、それでも欧州長距離戦線における象徴的レースであることに揺るぎはなく、マカヒキが勝利すれば、日本競馬にとって大きな足跡を刻むことは間違いない。
サラブレッド育成の進歩などにより牡・牝の実力差が少しずつ狭まりつつある昨今、凱旋門賞は特にその影響を見て取れるレースだ。昨年こそ英ダービー馬ゴールデンホーンが勝利したものの、その前年までは4年連続で「牝馬」が頂点に立っている。
特に「3歳牝馬」の台頭は顕著だ。2008年のザルカヴァ、11年のデインドリーム、13年のトレヴと続き、内容も圧勝といっていいものばかり。トレヴにいたっては連覇をしている。オルフェーヴルは、まさにこのトレヴの厚い壁に跳ね返された。
理由は、もちろん優れ3歳牝馬が増えたこともある。日本でウオッカやダイワスカーレット、ブエナビスタにジェンティルドンナ、アメリカでもゼニヤッタにレイチェルアレクサンドラと、超がつく名牝が連続で誕生した時期とも重なり、世界的な潮流だったと見ていいのかもしれない。しかし、凱旋門賞においてはそれ以上に「斤量差」というものが、より重く古馬や牡馬にはのしかかっているのが現状だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛