真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.16 08:45
JRA「完全敗北」で”影の王”の傀儡に? エージェント制度の改革「大失敗」 により、騎手は技より政治の”暗黒時代”突入か
編集部
まさか競馬主催者側が折れる形になろうとは……。
JRA(日本中央競馬会)は14日、来年1月からの騎乗依頼仲介者(エージェント)制度の見直しを発表したが、その内容は事実上の「敗北宣言」と同意だった。
現在の騎手の成功はある意味、騎乗依頼仲介者となる「エージェント次第」といわれている。その力は年々増大し、一部のエージェントは競馬サークル内の”影の王”として君臨している。本来、契約上の雇用主であるはずの騎手を完全に上回る権力を持った者も、数多く存在しているという。
この事態を重く見たJRAは、今年1月末に関東の騎手を集め、エージェントの在り方に関する懇談会を開き、まず「兼業エージェント」を廃止する方針を固めた。
エージェントの多くは同時に各スポーツ新聞や競馬誌のトラックマン(TM、主にトレセンで取材を行い、最終的に紙面に予想を掲載する記者)を兼業している者が多く、実に全体の8割程度が「兼業エージェント」だという。
また、現在はエージェント1人につき「騎手3人+若手1人」を担当することが可能となっている。だが、兼業エージェントはこれを「1人につき1人」に縮小する方針も打ち出され、その延長線上には「エージェント制度そのものの廃止」が見込まれていた。
具体的な動きがあったのは、春競馬を迎えてからだ。
関東を代表する蛯名正義騎手と横山典弘騎手が、それぞれのエージェント契約を解消。蛯名騎手は後に”専業”のエージェントと契約をし直しているが、大ベテランの2人が先駆けてJRAの方針に従うことで、他の後輩騎手への”示し”をつけた格好だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 「一文字違い」ヴェローチェ祭りまたあるぞ!有馬記念を前に武豊が絶好チャンス…ドウデュースに続く2勝目ゲットだ
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 岩田康誠「キレ散らかし」返答にインタビュアーもタジタジ…名手が信じたドウデュース世代の実力馬が有馬記念前に答え合わせ
- 岩田望来「61度目」で強運手繰り寄せた初G1勝利…団野大成、菅原明良ら同期とのギャップで問われた本当の実力
- 永島まなみ「率直な気持ちは悔しい」武豊に無情の乗り替わり…G1初騎乗から1年。単勝170.6倍の16番人気5着好走に確かな手応え
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- フォーエバーヤング、ヤマニンウルスに強敵登場か?ダートの新星に団野大成も「元々ポテンシャルを感じていた」「いい内容だった」と太鼓判
- 【朝日杯FS(G1)展望】武豊、ドウデュース以来の戴冠へ無敗の大物とタッグ! 北村友一×バゴ産駒の逸材で第2のクロノ旋風に期待
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 【菊花賞】武豊「絶縁」から和解した救世主と見学回避!ルメールのお下がりでも戸崎圭太より不気味?