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JRA阪急杯(G3)川田将雅「汚名返上」チャンス!? 阪神巧者フィアーノロマーノで巻き返す

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 先週末は川田将雅騎手にとって散々な2日間となってしまった。

 22日(土)のダイヤモンドS(G3)で騎乗したタガノディアマンテは単勝オッズ2.1倍の1番人気だったが、最後の直線で伸びを欠いて7着と大敗。レース後「右への逃避が酷くて、レースにならなかった」と川田騎手は語っている。運もなかったということか。

 翌23日(日)は小倉に移動して、小倉大賞典(G3)で単勝オッズ1.7倍の1番人気馬ヴェロックスに騎乗するも9着。皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着という実力馬での大敗に、多くのファンが失望する結果となった。

 2日続けて、重賞で断然の1番人気馬の手綱を取りながら大敗した川田騎手だが、今年はJRAで37勝を挙げ、全国リーディングを快走している。今週末は汚名返上の2日間となるか。

 その川田騎手が3月1日(日)の阪急杯(G3)で手綱を取るのがフィアーノロマーノ(牡6歳、栗東・高野友和厩舎)である。

 川田騎手がフィアーノロマーノに騎乗するのは、昨年のダービー卿CT(G3)で勝利して以来となる。続く安田記念(G1)では北村友一騎手が騎乗して14着、マイルCS(G1)では藤岡康太騎手が手綱を取って13着と不振に終わった。しかし、前走の阪神カップではC.スミヨン騎手が騎乗して2着に入り、復調モードの中、再び川田騎手に手綱が回ってくる形となった。

 このフィアーノロマーノについて、「この馬は直線に急坂があるコースが合う。阪神ならチャンスは十分にあるよ」と記者は語る。フィアーノロマーノの全6勝のうち4勝は急坂のある中山・阪神で挙げたものだ。中山では【2・0・0・0】、阪神では【2・1・0・0】と非常に相性が良い。

 川田騎手もこのフィアーノロマーノには6回騎乗して3勝を挙げている。コンビを組むのは4戦ぶりだが、手の内に入れていると考えていいだろう。汚名返上を図る上で、阪急杯は絶好の舞台と言えるかもしれない。

 本馬を管理する高野友和厩舎と川田騎手との相性も抜群だ。昨年、高野友和厩舎はJRAで40勝を挙げているが、川田騎手はその中でも最も多い10勝を挙げており、勝率32.3%、連対率41.9%、3着内率54.8%と2回に1回以上の確率で馬券圏内に入っている。

 フィアーノロマーノ自身も2週前の12日(水)には栗東の坂路で4F49秒7、ラスト1F11秒9をマーク。先週19日(水)も4F50秒9、ラスト1F11秒6だから、調整過程は順調と考えていいだろう。

 川田騎手にとって、先週末の悪夢を振り払う環境は整った。

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