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絶好調の「大魔神」! シュヴァルグランAR共和国杯を余裕綽々の勝利! 格の違いを見せいざJCへ

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 6日に行われたアルゼンチン共和国杯(G2)は、直線で楽々抜け出したシュヴァルグラン(牡4 栗東・友道厩舎)が、追いすがるアルバート(牡5 美浦・堀厩舎)を退けて勝利。春の阪神大賞典以来の勝利を挙げた。

 着差は半馬身。しかし、それ以上の余裕がシュヴァルグランにはあった。休養明け、調教での動きに疑問符があったが、それを覆しての完勝だ。昨年はゴールドアクターが有馬記念を、かつてはトーセンジョーダンやスクリーンヒーローも制した舞台で存在感を発揮した。

 好スタートから中団の真ん中につけ、ゆったりとレースを進めたシュヴァルグラン。ややゆったりとしたペースの中を悠々と走っていたように見える。福永祐一騎手のポジション取りは絶妙だった。

 同馬はその後もマイペースにレースを進められる形で最後の直線へ。直線でもコース取りがしっかりしていたためか、前に障害なくまくり気味に脚を伸ばす。アルバートやヴォルシーブ、人気を集めたモンドインテロがここぞとばかりに先頭をうかがうも、GOサインを出した瞬間の反応は、明らかに「格の違い」を示すものだった。

 残り200mを過ぎて一気に抜け出したシュヴァルグラン。福永騎手は残り100m過ぎでは追う手を止め、流してのゴールイン。休養明けも遠征もこのクラス相手には関係ない、そう言わんばかりの完勝だった。

 福永騎手は勝利インタビューで「ハンデも58キロを背負っていたけど、着差以上の強い内容だった」と相当な手ごたえを感じている様子。少なくとも「G1の飛躍を狙うレベル」では力が抜けていることを見せつけた点は大きいと言えるだろう。

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