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出走馬のG1勝ち数「合計13勝」!? 史上最強ならぬ究極のエリザベス女王杯(G1)は間違いなく「あの年」!

tu-zavikutori-.jpgトゥザヴィクトリー(TRJNより)

 13日に京都競馬場で行なわれるエリザベス女王杯(G1)は1996年に古馬に解放されてから、毎年の牝馬NO.1を決めるビッグタイトルとして親しまれてきた。

 今年も宝塚記念(G1)を制した女傑マリアライトや、昨年の2冠牝馬ミッキークイーンなど、すでに「名牝」と呼ばれる現役牝馬が集結。彼女らは仮にこのレースを最後に引退して繁殖に上がったとしても、産まれてくる子供たちは総じて「良血」と呼ばれることだろう。

 だが、現役時代に「名牝」と言われていた女傑が、必ずしも繁殖牝馬として「名牝」と呼ばれる保証はないのが競馬だ。

 かつて2008年の天皇賞・秋(G1)でハナ差の接戦を演じたウオッカとダイワスカーレットは、互いに歴史的名牝として一時代を築いた。だが、引退して繁殖に上がってからは、その類稀なるポテンシャルを引き継いだ子供に恵まれていない。

 つまり、現役競走馬してG1を勝つことはもちろん難しいが、順調でも1年に1頭しか産駒を残せない繁殖牝馬としてG1勝ち馬を輩出することは「それ以上の困難を極める」ということなのだろう。

 だが、そんな”競馬の常識”を覆した史上最強ならぬ「究極」のエリザベス女王杯がある。

 2001年の11月11日行われた第26回目のエリザベス女王杯。勝ったのは武豊騎手騎乗のトゥザヴィクトリー。ドバイワールドカップ(G1)2着からのエリザベス女王杯制覇という、スケールの大きな女傑だった。

 2着が3歳牝馬のローズバド、3着が前年の秋華賞馬ティコティコタック、4着がオークス馬のレディパステル、5着が2冠馬のテイエムオーシャンと、この超豪華メンバーが0.1秒差の大接戦を演じた、内容的にも歴史に残る名勝負だった2001年のエリザベス女王杯。以下、カリスマサンオペラ、タフネススター、メジロサンドラ、マルカキャンディ、ポイントフラッグ、ヤマカツスズラン、スリーローマン、スプリングチケット、タイキポーラ、マイニングレディと続いている。

 その上で、下記をご覧いただきたい。これらはこの年のエリザベス女王杯に出走した馬たちの「主な繁殖記録」である。

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