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2020.09.03 18:00
JRA新潟記念(G3)ワーケア「やる気なし」は本当か。最終追い切り“ダメダメ”も、2年前ブラストワンピースと共通する「本気度MAX」の事情
編集部

6日、新潟競馬場で行われる新潟記念(G3)は、サマー2000シリーズ優勝馬が決まる最終戦となる。
現在の首位は札幌記念(G2)を勝ったノームコアだが、13pt以上という優勝条件を満たしておらず、現実的に可能性がありそうなのは小倉記念(G3)を勝ったアールスター、2着だったサトノガーネット、七夕賞(G3)2着のブラヴァスといったところだろう。
ちなみにサマー2000シリーズの優勝賞金は4000万円(馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円)と、新潟記念の優勝賞金4100万円と合わせるとG1並みだ。夏の王者という勲章はもちろん、チャンスがある陣営の「新潟記念に懸けるモチベーション」は、他のレース出走時よりも遥かに高いに違いない。

そんな夏の最終決戦に懸ける陣営に勝るとも劣らない意気込みで、“意外な理由”で新潟記念に挑む馬がいる。3歳馬のワーケア(美浦・手塚貴久厩舎)だ。
ワーケアといえば昨夏のデビューから、ここまですべてC.ルメール騎手が騎乗し続け、今年の日本ダービー(G1)でも3番人気に推された大器である。周囲の期待も当然、秋のG1制覇であり、一見するとサマー2000シリーズでしのぎを削っている“中堅クラス”の馬たちとは見据えているものが異なるようにも見える。
実際にワーケアは、この新潟記念が始動戦。勝っても、サマー2000シリーズを優勝するわけでもなく、今回のモチベーションはそれほど高くないと見るのが大方の競馬ファンの見解だろう。
さらに1週前追い切りでは、併走馬に1馬身の遅れ。最終追い切りで併入と前進を見せたが、この動きが「ワーケア“やる気なし”」という評価を後押ししているようだ。
しかし、ワーケア陣営の内情は大きく異なるという。
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