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【徹底考察】ジャパンC(G1) リアルスティール「今回も『最終追い切り』の法則は健在!世界のR.ムーア騎手を確保で気炎万丈も気になるのは……」

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riarusuthi-ruyasuda.jpgリアルスティール(競馬つらつらより)

『考察』

 かつて、屈辱を味わい続けたリアルスティールだったが再び脚光を浴びようとしている。

 期待された3歳クラシックはドゥラメンテという”化け物”の強さを象徴するだけの存在となり、ドゥラメンテが不在の菊花賞(G1)でもキタサンブラックに主役の座を奪われた。

 古馬になってもドバイターフで初のG1制覇を飾るも、続く安田記念(G1)では11着に大敗。これまで3番人気如何に甘んじたことはなかった本馬だったが、迎えた前走の天皇賞・秋(G1)では7番人気。その評価は、降下の一途を辿っていた。

 しかし、地に落ちようとしていたリアルスティールの評価が再び急浮上したのが、前走の天皇賞・秋だった。レースを振り返りたい。

 10月30日に東京競馬場で行なわれた天皇賞・秋。15頭立てとフルゲートには満たなかったが、マイル王モーリスや海外G1馬のエイシンヒカリ、充実著しいルージュバックとアンビシャスなど層々たるメンバーが集結。リアルスティールは昨年の勢いのないラブリーデイや、伏兵のステファノスよりもさらに低い評価だった。

 大きな出遅れもなく各馬が揃ったスタートを切ると、やはり最内からエイシンヒカリがハナを主張。大外からのスタートとなって加速を強いられたラブリーデイが、抑えの利かない感じで2番手まで押し上げている。

 モーリスはしっかりと折り合い、好位の外目を追走。好スタートを決めたリアルスティールは中団で、モーリスを見るような形。

 安田記念の道中でもこのような形に持ち込んだが、大きな違いは2頭とも前に馬を置かなくとも引っ掛かっていないことだ。両雄とも鞍上は安田記念と異なるため、騎手の技量もあるのかもしれないが、何よりも調整過程が大きく良化したことが要因だろう。どちらも本来は掛かりやすい馬ではない。

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