真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.24 07:50

【徹底考察】ジャパンC(G1) リアルスティール「今回も『最終追い切り』の法則は健在!世界のR.ムーア騎手を確保で気炎万丈も気になるのは……」
監修=下田照雄(栗東担当)

『考察』
かつて、屈辱を味わい続けたリアルスティールだったが再び脚光を浴びようとしている。
期待された3歳クラシックはドゥラメンテという”化け物”の強さを象徴するだけの存在となり、ドゥラメンテが不在の菊花賞(G1)でもキタサンブラックに主役の座を奪われた。
古馬になってもドバイターフで初のG1制覇を飾るも、続く安田記念(G1)では11着に大敗。これまで3番人気如何に甘んじたことはなかった本馬だったが、迎えた前走の天皇賞・秋(G1)では7番人気。その評価は、降下の一途を辿っていた。
しかし、地に落ちようとしていたリアルスティールの評価が再び急浮上したのが、前走の天皇賞・秋だった。レースを振り返りたい。
10月30日に東京競馬場で行なわれた天皇賞・秋。15頭立てとフルゲートには満たなかったが、マイル王モーリスや海外G1馬のエイシンヒカリ、充実著しいルージュバックとアンビシャスなど層々たるメンバーが集結。リアルスティールは昨年の勢いのないラブリーデイや、伏兵のステファノスよりもさらに低い評価だった。
大きな出遅れもなく各馬が揃ったスタートを切ると、やはり最内からエイシンヒカリがハナを主張。大外からのスタートとなって加速を強いられたラブリーデイが、抑えの利かない感じで2番手まで押し上げている。
モーリスはしっかりと折り合い、好位の外目を追走。好スタートを決めたリアルスティールは中団で、モーリスを見るような形。
安田記念の道中でもこのような形に持ち込んだが、大きな違いは2頭とも前に馬を置かなくとも引っ掛かっていないことだ。両雄とも鞍上は安田記念と異なるため、騎手の技量もあるのかもしれないが、何よりも調整過程が大きく良化したことが要因だろう。どちらも本来は掛かりやすい馬ではない。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
- JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……
関連記事
【徹底考察】ジャパンC(G1) レインボーライン「菊花賞2着はフロックではない。血統に見る『過去王者』との共通点」
【徹底考察】ジャパンC(G1) ディーマジェスティ「屈辱の菊花賞で『何』があったのか。最強世代証明へ皐月賞馬が背負う『重大な役割』とは」
【徹底考察】ジャパンC(G1) ゴールドアクター「昨年の有馬記念馬の『東京適性』は?飛躍のきっかけとなった2レースをプレイバック」
ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは
あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している