真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.24 07:50
【徹底考察】ジャパンC(G1) リアルスティール「今回も『最終追い切り』の法則は健在!世界のR.ムーア騎手を確保で気炎万丈も気になるのは……」
監修=下田照雄(栗東担当)
エイシンヒカリが引っ張る流れで1000mの通過は60.8秒。昨年が60.6秒で一昨年が60.7秒と近年の天皇賞・秋はペースが上がらないが、今年も決して速いペースではなかった。ただ、雨の影響が若干残っており、良馬場だったものの数字よりはやや厳しいペースだ。
エイシンヒカリとラブリーデイが並ぶようにして最後の直線へ。その間をロゴタイプが割ろうとした瞬間、馬場の真ん中を通ってモーリスが圧倒的な手応えで先頭に躍り出る。やや早めの仕掛けだったが、脚色はまったく衰えない。
一方で、道中ではモーリスを見るような形で進んでいたリアルスティールだったが、鞍上のM.デムーロ騎手はモーリスの早仕掛けにはついて行かず、一呼吸溜めている。そのため後方までポジションを落としたが、そこからの伸び脚は抜群だった。
先に抜け出したモーリスには水を開けられたが、上がり最速の33.5秒の末脚で他のライバルを飲み込んで2着を確保。勝負所で勝ち馬について行けばどうなったのかは定かではないが、少なくともこの2着は勝負所での一瞬のタメが活きた格好だ。
そういった意味では、肝の据わったデムーロ騎手の好判断が引き込んだ見事な復活劇だった。
【血統診断】
ディープインパクト×ストームキャットは相性の良い配合で、日本ダービーを勝ったキズナやエリザベス女王杯を勝ったラキシス、フランスのイスパーン賞を勝ったエイシンヒカリなど、活躍馬は多数。また、サトノアラジンや桜花賞馬アユサンなど、質の高いマイラーも送り出している。
また、サトノアラジンとはディープインパクト×ストームキャットという3/4同血というだけでなく、残る1/4にしても「ミスプロ×ノーザンダンサー」という点で共通しており、血統構成は非常に似ている。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
- 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
関連記事
【徹底考察】ジャパンC(G1) レインボーライン「菊花賞2着はフロックではない。血統に見る『過去王者』との共通点」
【徹底考察】ジャパンC(G1) ディーマジェスティ「屈辱の菊花賞で『何』があったのか。最強世代証明へ皐月賞馬が背負う『重大な役割』とは」
【徹底考察】ジャパンC(G1) ゴールドアクター「昨年の有馬記念馬の『東京適性』は?飛躍のきっかけとなった2レースをプレイバック」
ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは
あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している