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【徹底考察】ジャパンC(G1) リアルスティール「今回も『最終追い切り』の法則は健在!世界のR.ムーア騎手を確保で気炎万丈も気になるのは……」

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 エイシンヒカリが引っ張る流れで1000mの通過は60.8秒。昨年が60.6秒で一昨年が60.7秒と近年の天皇賞・秋はペースが上がらないが、今年も決して速いペースではなかった。ただ、雨の影響が若干残っており、良馬場だったものの数字よりはやや厳しいペースだ。

 エイシンヒカリとラブリーデイが並ぶようにして最後の直線へ。その間をロゴタイプが割ろうとした瞬間、馬場の真ん中を通ってモーリスが圧倒的な手応えで先頭に躍り出る。やや早めの仕掛けだったが、脚色はまったく衰えない。

 一方で、道中ではモーリスを見るような形で進んでいたリアルスティールだったが、鞍上のM.デムーロ騎手はモーリスの早仕掛けにはついて行かず、一呼吸溜めている。そのため後方までポジションを落としたが、そこからの伸び脚は抜群だった。

 先に抜け出したモーリスには水を開けられたが、上がり最速の33.5秒の末脚で他のライバルを飲み込んで2着を確保。勝負所で勝ち馬について行けばどうなったのかは定かではないが、少なくともこの2着は勝負所での一瞬のタメが活きた格好だ。

 そういった意味では、肝の据わったデムーロ騎手の好判断が引き込んだ見事な復活劇だった。

【血統診断】

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 ディープインパクト×ストームキャットは相性の良い配合で、日本ダービーを勝ったキズナやエリザベス女王杯を勝ったラキシス、フランスのイスパーン賞を勝ったエイシンヒカリなど、活躍馬は多数。また、サトノアラジンや桜花賞馬アユサンなど、質の高いマイラーも送り出している。

 また、サトノアラジンとはディープインパクト×ストームキャットという3/4同血というだけでなく、残る1/4にしても「ミスプロ×ノーザンダンサー」という点で共通しており、血統構成は非常に似ている。

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