
22億円荒稼ぎ・Dr.コパの影で涙する「芸能人馬主」の悲喜こもごも

人気風水師Dr.コパ氏の愛馬・コパノリッキーに注目が集まっている。
週末の12月6日(日)は、中京競馬場で第16回チャンピオンズカップが行われるが、その中で特に注目を集めているのがコパノリッキーだ。コパノリッキーは今年2月に行われたダートG1レースのフェブラリーステークス、11月に行われたJBCクラシックを優勝しており、このチャンピオンズカップを勝てば、最優秀ダート馬の称号を手中に収めることはほぼ確実。加えて1着賞金9400万円も手に入るわけだから、関係者の意気込みたるや相当なものだろう。
コパ氏のように、芸能人や著名人でありながら馬主として成功する例は希だ。コパ氏は2001年からの馬主人生で、これまで22億円以上を稼ぐ勝ち組の一人。今まで所有した160頭以上の中で、約6億円の賞金を稼いでいるコパノリッキー以外にも、コパノリチャードが高松宮記念などを勝利して3億円、ラブイズブーシェが2億円、引退したが地方競馬では300万円で購入したラブミーチャンが重賞5勝を含む18勝で、2億5000万円以上も稼いでいる。
このコパ氏以外にG1レースを勝った芸能人馬主を調べると、今年11月に行われた、第76回菊花賞を優勝したキタサンブラックの馬主・北島三郎氏の存在が大きい。キタサンブラックは、年末の有馬記念に出走する意向を示しており、大きな盛り上がりを見せるだろう。
他には、2007年第2回ヴィクトリアマイルを優勝したコイウタ。同馬は歌手の前川清が馬主で、生産者社台ファーム代表の吉田照哉氏との共同所有だがれっきとした前川氏の所有馬だ。
さらに、大魔神こと元メジャーリーガー佐々木主浩氏は、ヴィルシーナでヴィクトリアマイル連覇を達成。
また、俳優の小林薫は愛馬ブルーリッジリバーが桜花賞2着に好走したが、G1優勝には手が届かず。現在は2頭を所有しているが、現3歳馬のテルメディカラカラはちょっとした評判馬で、来年は飛躍の年になるかもしれない。
以上のように、表舞台で活躍する馬主もいれば、ホリエモンや元プロ野球選手・新庄剛志のように中途半端な成績で馬主を撤退する著名人、3000万円で買った馬がまったく走らない俳優の伊藤英明といったダメ馬主もいる。芸能界やビジネスで成功をおさめても、馬主で成功するとは限らないのが競馬の世界なのだ。
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