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元JRA藤田伸二氏「俺に似てる」あの騎手に注目! ユニコーンS(G3)武豊から乗り替わりに「鞍上弱化」の声を一蹴できるか

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 20日(日)東京のメインは第26回ユニコーンS(G3)。昨年はカフェファラオの1強だったが、今年は混戦模様を呈している。

 18日現在、『netkeiba.com』では、ルーチェドーロ、ゲンパチフォルツァ、ラペルーズ、そしてピンクカメハメハの4頭が予想オッズで上位人気を形成。注目はゲンパチフォルツァ(牡3歳、美浦・堀井雅広厩舎)だ。

 1月の中山ダート1200mでデビュー勝ちを収めたゲンパチフォルツァ。続く2戦は、どちらも東京ダート1600mの1勝クラスとヒヤシンスS(L)で3着と5着に敗れ、距離の壁にぶち当たった。4戦目は中山1200mに戻り、1勝クラスを難なく突破。しかし、阪神への初輸送で臨んだ続く端午S(OP、ダート1400m)は後方からの競馬を強いられ4着に敗れた。

 本格化を感じさせたのは前走の青竜S(OP)。2度敗れている東京1600mが舞台で、6番人気に甘んじたが、武豊騎手を背に2番手から抜け出し勝利を収めた。2度目の騎乗となった武豊騎手はレース後、「馬が良くなっています」とその成長を口にしていたが、今回はテン乗りの木幡巧也騎手が鞍上を務める。

 通算4000勝超えを誇るレジェンドからの鞍上交代には不安の声も少なくない。

「武豊騎手から通算153勝の木幡巧騎手への乗り替わりなので、『鞍上弱化』という意見が出るのも無理はないでしょう。ただ、木幡巧騎手はデビューした2016年に最多勝利新人騎手賞に輝くなど、その騎乗技術には定評があります。

2年目の17年にはレパードS(G3)で重賞初勝利を飾り、昨年のダイヤモンドS(G3)で2勝目を挙げました。どちらも人気薄での勝利でしたが、17年のマーチS(G3)では2番人気のディアデルレイを2着に導くなど、重賞で人気を背負ってもしっかり結果を出しています」(競馬誌ライター)

 そんな木幡巧騎手に熱い視線を送っている人物がいる。元JRA騎手の藤田伸二氏だ。YouTubeやTwitterでは辛口コメントで知られる同氏だが、今年5月にはこんなツイートを残していた。

「やっぱり彼は俺に似てる…!木幡巧也くん!写メは9レースだが、8レースを勝った時の道中はまんまだ…」(原文ママ)

 このレースを3番人気で制した木幡巧騎手。その騎乗フォームが自身の現役時代のそれとシンクロしたのだろうか。同騎手が直線で追っている写メをアップし、前出のツイートでこう続けた。

「親父のハちゃん(木幡初広元騎手)にも可愛いがってもらってヒイキ目に見るつもりもないが彼はもっと伸びて欲しい!格好良く魅せる乗り方が出来る騎手である!注目してあげて」

「もっと伸びて欲しい」と記していることからも、木幡巧騎手にはまだまだ伸びる余地があると感じているのだろう。実際に、ここまで45勝を挙げた1年目を上回る活躍を見せるには至っていない。

 大先輩の藤田氏も気にかける木幡巧騎手。「鞍上弱化」の声を一蹴し、格好良く重賞3勝目を飾りたい。(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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