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JRA宝塚記念(G1)川田将雅×レイパパレに朗報!? ソダシを失速させた“距離の壁”が「無敗」を後押し、限界突破する「母父」クロフネの可能性

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JRA宝塚記念(G1)川田将雅×レイパパレに朗報!? ソダシを失速させた距離の壁が「無敗」を後押し、限界突破する「母父」クロフネの可能性の画像1

 27日には阪神競馬場で宝塚記念(G1)が行われる。クロノジェネシスと2強を形成するのは、デビューから無傷の6連勝で大阪杯(G1)を制したレイパパレ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 同馬は昨年1月のデビュー戦から川田将雅騎手が手綱を取り、間隔を空けながら大事に使われてきた。昨秋には秋華賞(G1)にも登録したが、無念の抽選除外。しかし、その後も連勝は止まらず、12月にチャンレンジC(G3)を制覇すると、大阪杯ではコントレイルやグランアレグリアを一蹴した。

 デビュー戦が1600mだったように、レイパパレの本来の武器はその類まれなるスピード。その後は1800m→2000mと1ハロンずつ距離を延ばしながら、今回は初の2200mに挑む。

 血統的には父がディープインパクトなので、この距離延長は問題ないだろう。一方、母父がクロフネというのは気になるところ。参考になるのがちょうど1か月前のオークス(G1)だ。

 クロフネ産駒でデビューから無敗のソダシが1番人気に支持されたが、直線伸びを欠き、8着に敗れた。レース後、吉田隼人騎手は「一言で言うと距離なのかもしれません」と距離を敗因に挙げたのは記憶に新しい。

「オークスの時もあちこちで言われていましたが、クロフネ産駒は距離に懸念があります。これまでJRAの芝重賞を通算37勝していますが、すべて1800m以下。一方、2000m以上では126戦して一度も勝ったことがありません」(競馬誌ライター)

【クロフネ産駒の距離別通算成績、芝重賞】
~1500m 「16-11-12-106」(11.0%/18.6%/26.9%)
1600~1800m 「21-24-12-183」(8.8%/18.8%%/23.8%)
2000m~    「0-7-8-111」(0.0%/5.6%%/11.9%)
※カッコ内は左から勝率、連対率、複勝率

 クロフネは現役時代に2番人気で臨んだ2001年の日本ダービーで、ジャングルポケットに大きく水をあけられる5着に敗れた。自身に立ちはだかった距離の壁はそのまま産駒に伝わっている。ところが、母の父、つまりBMSとしてはこの傾向が当てはまらない。

【BMSクロフネの距離別通算成績、芝重賞】
~1500m 「2-4-2-34」(4.8%/14.3%/19.0%)
1600~1800m 「6-9-8-102」(4.8%/12.0%/18.4%)
2000m~    「13-11-8-98」(10.0%/18.5%/24.6%)
※カッコ内は左から勝率、連対率、複勝率

 クロフネが種牡馬として最も真価を発揮する2000m未満の距離。母父としては、その距離での勝率は5%にも満たない。ところが、2000m以上になると、その勝率は一気に倍増する。つまり、BMSとしてのクロフネには距離の壁は存在せず、むしろ2000m以上でより高いパフォーマンスを発揮している。

 今回初めて対戦するクロノジェネシスも母の父はクロフネ。オークスで話題を振りまいたクロフネの血が上半期の総決算で再び注目を浴びる。レイパパレはBMSクロフネ対決を制することはできるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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