GJ > 競馬ニュース > 泉谷楓真の逃走劇はなぜ起こったのか!?  > 2ページ目
NEW

JRA「225万」泉谷楓真の逃走劇はなぜ起こったのか!? 12番人気の勝利にWIN5ファンは悲鳴、超大穴馬が見せていた絶好サインとカフェインに関係?

【この記事のキーワード】, ,

 また、レース前の陣営が「近走で短距離を使っていたので追走が楽になれば……」とコメントしていたことが、馬にとっていい意味で刺激になったとも考えられる。道中の行きっぷりが悪い馬に対し、あえて流れが速くなる短距離のレースに使って行き脚がつくように試すのは珍しい話ではない。

 そういう意味では1200m戦を2回、1400mを1回走らせた上で、距離が延びて追走が楽になる1700mに戻したことも非常に効果的だったか。

 そして、もう一つロジペルレストに刺激を与えたのが、手塚厩舎への転厩ではないだろうか。

 同馬は元々大竹正博厩舎の管理馬だが、昨年11月7日の東京4Rに出走したソーヴァリアントから禁止薬物に指定されているカフェインが検出された件で、大竹調教師に6月24日から8月23日まで調教停止処分が下されていた。

 いわば、手塚調教師は代打だった訳だが、こういった環境の変化が低迷の続いていたロジペルレストにとっては、心機一転のカンフル剤的な効果をもたらしたのかもしれない。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

JRA「225万」泉谷楓真の逃走劇はなぜ起こったのか!? 12番人気の勝利にWIN5ファンは悲鳴、超大穴馬が見せていた絶好サインとカフェインに関係?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛