JRA 菊花賞(G1)42年ぶり阪神芝3000mで浮上した究極の穴馬候補!? 過去に勝ち馬を輩出した「裏ローテ」で参戦!

24日、刻一刻と発走の時が迫る、第82回菊花賞(G1)。
今年は皐月賞馬と日本ダービー馬が揃って不在。42年ぶりに阪神競馬場で開催される上に、特例のフルゲート18頭が集結するなど、戦前から波乱のムードが漂っている。
そんな牡馬クラシック最終章で虎視眈々と一発を狙うのが、前走の九十九里特別(2勝クラス)の1着同着からここに臨戦するロードトゥフェイム(牡3歳、美浦・尾形和幸厩舎)だ。
父マツリダゴッホが制した有馬記念(G1)と同じ舞台の前走を、2分31秒9の好タイムで勝利。これは、今年の中山芝2500mで行われた全6レースの中で最速の勝ち時計。馬場差等があるにせよ、日経賞(G2)を勝ったウインマリリンの2分33秒3を1秒以上も上回っていた。
また、九十九里特別は条件戦であるものの、2004年の菊花賞馬デルタブルースを輩出したレースとしても知られている。混戦模様である今年は、こういった“裏ローテ”から本番に挑む馬にも充分に注意を払っておきたいものである。
マツリダゴッホの産駒は、NHKマイルC(G1)2着のロードクエストなど、マイル前後で良績が目立っているが、マツリダゴッホ自身は2500mの有馬記念の勝ち馬。
本番でもコンビを組む丹内祐次騎手は前走のレース後、「ペースが落ち着く長距離は良い」とコメント。ロードトゥフェイムはこれまでの産駒といささか特徴が異なっており、長距離でこそ本領を発揮するタイプなのかもしれない。
また、母父のホワイトマズルは、07年の菊花賞馬アサクサキングスを輩出。母母父のマルゼンスキーも父としてレオダーバン、母父としてライスシャワーの両菊花賞馬を送り出している。スタミナ面で充分に優れる母系も、長距離戦に挑む息子を後押ししてくれそうである。
ラスト一冠を勝ち取るため、同馬は最終追い切りで丹内騎手を背に、Wコースで併せ馬を消化。鞍上は「いい動き。上がってからの息遣いも良い」と話し、管理する尾形和師も「状態は抜群」と太鼓判を押している。ここにきて体調はピークに近いようだ。
そんなロードトゥフェイムには、阪神3000mで行われる今年だからこそ穴馬になる可能性も浮上している。
今年の菊花賞が行われる阪神芝3000mのレコードタイムは、01年の阪神大賞典(G2)でナリタトップロードが記録した3分2秒5。1999年の菊花賞馬でもある同馬が叩き出したこの時計は、20年が経過した今もなお破られることなく燦然と輝いている。
ロードトゥフェイムの父マツリダゴッホは、そんな名ステイヤー・ナリタトップロードの近親にあたる馬である。
「ナリタトップロードは阪神大賞典を連覇するなど、阪神の芝3000mに非常に高い適性を示していましたね。その近親マツリダゴッホの産駒であるロードトゥフェイムも、同舞台で行われる今年の菊花賞だからこそ、注意しておく必要もあるかもしれません」(競馬誌ライター)
ちなみにマツリダゴッホ産駒が芝3000mのJRA平地競走に挑戦するのは、今回のロードトゥフェイムが初めてとなる。サンプルが無いだけに未知なる適性を秘めている可能性もあるので、レースが終わってから後悔しないように気をつけたいものだ。
(文=冨樫某)
<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。
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