JRA【京王杯2歳S(G2)予想】「コラリンは来ないん」! 1番人気堂々の「消し」で万馬券を狙え!高配の使者は苦労人騎手!?
JBC・3競走は見事に大外れ。レディスクラシックは本命馬が1着も相手が抜けた挙句、本命馬がまさかの1番人気。JBCスプリントにいたっては、2番人気を本命にするも中央勢最下位と振るわず。
今回こそは危険な人気馬と好走確率の高い伏兵馬を見極めて、京王杯2歳S(G2)の予想をしていきたい。
「◎」には9番のレッツリブオン(牡2歳、美浦・伊藤大士厩舎)を指名する。
前走の未勝利戦を勝利した内容が非常に優秀だった。好スタートを決めるも、無理に先行争いへは加わらず、控えて中団の位置を確保。直線で外に持ち出されるとグングン加速して、最後は2着馬との競り合いを制した。
勝ち時計の1分21秒4は、前日行われた2勝クラスの1分21秒9を上回る優秀な時計。4戦目での未勝利突破と勝ち味に遅い面は否めないが、東京コースでは3戦して全て上がり33秒台の末脚を使っており、決め手なら他にヒケを取らない。
鞍上の杉原誠人騎手はデビュー11年目で重賞は未だ勝利無し。今回の京王杯2歳Sに懸ける想いは、どの騎手よりも強いはずだ。
最終追い切りでは格上の古馬3勝クラス馬を相手に追走併入と状態は良い。『日刊スポーツ』の取材に対し「焦りすぎて気負いたくないけど、チャンスがあると思って一発を狙っていきます」と、虎視眈々と重賞初Vを目論む杉原騎手の手腕に賭けたい。
「○」は、お隣8番のトウシンマカオ(牡2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)にする。
新種牡馬ビッグアーサー産駒の同馬は、前走の新潟芝1600mでデビュー。開催後半ながら番手から上がり2位の末脚を伸ばして快勝した。おまけに鞍上の戸崎圭太騎手のステッキはほとんど入らず。何度か促した程度で勝つのだから大したものだ。
また、高柳瑞師は新馬戦の前に「1200mの新馬戦を除外になってここへ。少し長いかも」と、距離について危惧していたが、全く心配ない快勝劇だった。
戸崎騎手はデビュー戦後に「前向き過ぎるところがある」と、話していただけに距離短縮はプラスに働くはず。デビュー戦同様先行押し切りのレースに期待したい。
「▲」は、2番のテーオースパロー(牡2歳、栗東・清水久詞厩舎)だ。
前走もみじS(OP)は6頭立ての少頭数とはいえ、最後方から上がり最速の末脚を繰り出して2着。1着馬から離されてしまったが、内容自体は悪くなかった。
ゲートがどうしても安定しない点がネックだが、デビュー3戦全て上がり最速と終いの脚は確実。直線の長い東京コースに替わって更に持ち味が発揮されるはずだ。
同レースは東京開催ながら3年連続で関西馬がワンツーフィニッシュを決めているように、「西高東低」がはっきりと現れるレースだ。是非とも関西馬の1頭であるテーオースパローに注目していただきたい。
「△」には、1500mのOP戦を制して距離に不安のない11番ラブリイユアアイズと「▲」同様に出遅れ癖が目立つも終いが強烈な14番シゲルファンノユメを推す。
最後に、1番人気が想定される10番のコラリンは「消し」とする。
前走はシゲルファンノユメより出遅れながら、徐々に進出を開始し、直線大外へ持ち出されると、強烈な差し脚を伸ばして勝利。中山コースより直線が長い東京芝1400mなら更にパフォーマンスを発揮できると思わされる勝ちっぷりだった。
ただ、目の覚めるような脚は1200m限定と考える。母のモルジアナは生涯1200m以下の短距離戦しか使われなかったように、距離は短い方が良さそうなタイプ。スタートが良いタイプならともかく、むしろ悪いため、位置取りで道中脚を使い、直線で伸びないというシーンが想像できる。
くだらないダジャレだが、「コラリンは来ないん!」と、決めてレッツリブオンの決め手を信じて高配当を狙う。
<買い目>
3連単 ◎⇔○・▲-○▲△△
馬連 ◎ー○▲△△
(文=万☆券太)
<著者プロフィール>
元々は本命党だったが、買い間違えた馬券が超人気薄の穴馬で意気消沈していたらまさかの大的中。これに味を占めて今はすっかり万馬券の虜に……。人気馬に難癖をつけて大穴に◎を打つのも日常茶飯事。座右の銘は「買わねば当たらぬ」
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