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JRAコントレイルでジャパンC「初戴冠」の福永祐一、中京巧者オーヴェルニュと有馬記念(G1)と並ぶ“苦手レース”克服へ!

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福永祐一騎手

 コントレイルがジャパンC(G1)で有終の美を飾った先週。感動を呼んだラストランの余韻が残るなか、今週5日には中京競馬場では、ダートの頂上決戦・チャンピオンズC(G1)が行われる。

 コントレイルを勝利に導いた福永祐一騎手は8度目の挑戦でジャパンCを初制覇。これで福永騎手は東京芝2400mでのG1勝利数を7勝(オークス3勝、ダービー3勝、ジャパンC1勝)に伸ばし、武豊騎手の12勝に次ぐ歴代単独2位に浮上した(※グレード制導入以降)。

 かつては04年から07年の4年間でオークスを3度、18年から21年の間にダービーを3度制覇した福永騎手。この流れに沿えば、来年以降のジャパンCでも福永騎手から目が離せなくなりそうだ。

 福永騎手が3勝以上しているG1レースは他にも2つある。春のスプリント王を決める高松宮記念と2歳女王を決める阪神JFだ。

 一方で通算22戦未勝利のマイルCS、19戦未勝利の宝塚記念、そして13戦未勝利の有馬記念など、福永騎手がまだ勝っていないG1レースももちろん存在する。ただし、マイルCSは2着が5回、宝塚記念も2着が1回ある。

 福永騎手が騎乗経験のあるG1レースで一度も連対したことがないのは2つだけ。「0-0-1-12」の有馬記念と、「0-0-1-10」のチャンピオンズCである。

 チャンピオンズCで唯一3着に入ったのはジャパンCダート(G1)時代の03年まで遡らなければいけない。自身初挑戦で7番人気ハギノハイグレイドを3着に持ってきたが、それ以降は4着はあるものの、10戦連続で馬券圏外という結果に終わっている。

「もともと福永騎手はダートより芝でこその騎手です。もう一つのダートG1フェブラリーSもメイショウボーラー(05年)で制して以降は19年ユラノトの3着が1度あるだけです。

ただし、苦手とするイメージがあるダートですが、距離1800mに限ると非常に強く、過去1年間で25勝(104戦)もしています。なかでも中京1800mは勝率も高く得意としています」(競馬誌ライター)

 その福永騎手がチャンピオンズCでコンビを組むのは、現役屈指の中京巧者オーヴェルニュ(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)である。
 
 中京コースは過去3戦3勝。うち2戦が今回と同じ1800mだった。今年5月には1900mの平安S(G3)で福永騎手を背に58kgの酷量を難なくこなし、2着に6馬身差の圧勝を収めた。

 秋初戦の前走・みやこS(G3)は12着に大敗したが、得意の中京で巻き返しは必至。平安S直後から西村師はここを秋の大目標に掲げており、得意コースで一変の可能性は高いだろう。

 ダート1800m巧者福永騎手と中京巧者オーヴェルニュの融合はどんな結果をもたらしてくれるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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