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【きさらぎ賞(G3)展望】ダノンマジェスティ「ダノックス最後の矢」にアクシデント? 良素質メンバー相手に圧巻2連勝なるか

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 2月4日に京都競馬場で開催されるきさらぎ賞(G3)。勝利した馬は皐月賞(G1)に直行することも多く、本番を占う上での重要なレースと位置づけられている。一昨年前はサトノダイヤモンドが圧勝し、昨年はサトノアーサーが本命視され、「サトノ」が話題の中心だった。だが、今年は「ダノン」がそのポジションにいるようだ。

 世代最強馬との誉れ高いダノンプレミアムを擁する馬主ダノックスが、このレースに送り出すのがダノンマジェスティ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。一昨年前の『セレクトセール』で約2億2000万円という高額で競り落とされていたダノンマジェスティは父ディープインパクト、母にアメリカのBCフィリー&メアスプリント(G1)を勝ち、その年の最優秀短距離牝馬にも選出された名牝ドバイマジェスティを持つ。全兄は昨年の皐月賞馬アルアインだ。

 稀に見る良血のダノンマジェスティは阪神外回りの1800mでデビュー。レースでは直線で外へ外へと膨らんでしまったものの、鞍上の和田竜二騎手が落ち着いて立て直し、最後は一気に突き抜けて2着に3・1/2馬身差で勝利を収めた。

 無傷の2連勝を目指すダノンマジェスティは24日に栗東坂路で和田騎手を背に乗せてデイジーフローラ(500万下)と併せ馬。馬なりで4F53秒3-38秒6-12秒7を記録している。和田騎手は「デイリースポーツ」の取材に「まだ1週あるし、相手に合わせる感じ」と話して「雰囲気はいいよ」と好感触だったという。

 順調だったダノンマジェスティだが、パートナーである和田騎手にアクシデント。先週のレースで斜行したため、JRAから2月3日~11日まで9日間(開催4日間)の騎乗停止がくだされ、きさらぎ賞での騎乗は不可能になってしまう。鞍上に松若風馬騎手を迎えてレースに向かうことが発表されたが、急遽結成された新タッグは勝利をつかむことができるのだろうか?

 そのダノンマジェスティに次いで人気を集めると見られているのが、カツジ(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)だ。

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