麻雀Mリーグ「ドラフトまとめ」&「チーム戦力」を徹底分析!! 史上初のシーズン開幕に向け「優勝」大本命はあのチーム!?
【EX 風林火山】株式会社テレビ朝日
第1巡指名:二階堂亜樹(日本プロ麻雀連盟)
第2巡指名:滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)
第3巡指名:勝又健志(日本プロ麻雀連盟)
1位に二階堂亜樹、2位に滝沢和典と麻雀界でもトップクラスのルックスと人気を誇る2人を確保できたことで、華やかなチームカラーとなったEX 風林火山。ある意味、テレビ局らしい選択といえるかもしれない。だが、派手な外見とは裏腹に、この2人は麻雀界でも屈指の守備派。2人が所属する連盟の公式ルールとは異なり、多くの”攻め得”となるシーンが予想される赤アリルールは、守ってばかりでは不利になる傾向が強い。
また、滝沢は自分が指名される可能性がないと思いこみ、ドラフト会議に出席すらしていなかった。経験は豊富ながら、大舞台を戦う上でのメンタル面が心配されるところだ。
そういった意味で「キーマン」はバランス派の勝又健志に他ならない。「麻雀IQ220」と称される頭脳派で、あらゆるルールに対応する雀力は見事の一言。実力は確かな守備派の2人がスコアを整え、勝又が攻めて貯金を作るという役割分担も十分予測できる。「例え」まくる解説もファンの間で有名で、勝又が”舌好調”ならチームが上手くいっている証拠だ。
【KONAMI 麻雀格闘倶楽部】株式会社コナミアミューズメント
第1巡指名:佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)
第2巡指名:高宮まり(日本プロ麻雀連盟)
第3巡指名:前原雄大(日本プロ麻雀連盟)
コナミと日本プロ麻雀連盟は提携関係にある、チーム名にもなっている大ヒット・オンライン麻雀ゲーム『麻雀格闘倶楽部』はコナミにとっても重要な収入源だ。従って、連盟が誇る大スター・エースの佐々木寿人を1位指名で獲れたことは非常に大きいといえるだろう。その事実を知る他チームも競合指名を避けたようだ。女流の中でも屈指の人気を誇る高宮まりを含め、連盟の人気プロ3人の獲得は十分に予想できた結果といえる。
「キーマン」は大ベテランの前原雄大だ。「地獄の門番」と称されるほどの攻撃派で、同じく攻撃派の佐々木とは「チームガラクタ」としてコンビを組む。しかし、前原も今年で61歳とMリーガー最年長、さすがにピークは過ぎた感がある。往年の実力をどこまで発揮できるかがカギを握りそうだ。麻雀界の帝王・佐々木の攻撃力に前原が健在であれば、ハイスコアで一気に突き抜ける可能性がある。