麻雀Mリーグ「ドラフトまとめ」＆「チーム戦力」を徹底分析!! 史上初のシーズン開幕に向け「優勝」大本命はあのチーム!?

【TEAM RAIDEN】株式会社電通

第1巡指名：萩原聖人（日本プロ麻雀連盟）
第2巡指名：瀬戸熊直樹（日本プロ麻雀連盟）
第3巡指名：黒沢咲（日本プロ麻雀連盟）

　今回のドラフトの目玉と予想された萩原聖人を獲得。実力も然ることながら、その知名度はプロ雀士の及ぶところではない。TEAM RAIDENは人気・注目度という点で、早くも大きなアドバンテージを築いたといえるだろう。同時にその出来がチームだけでなく、Mリーグそのものの注目度を大きく左右する。萩原は紛れもない「キーマン」だ。

　また、2位指名の瀬戸熊直樹も連盟を代表するタイトルホルダー。帝王・佐々木寿人と並び、瀬戸熊を「連盟No.1」に挙げるファンも少なくない実力者である。大舞台への適性という点でも、この2トップは非常に強力だ。また、3位に黒沢咲を指名したのを「ナイスチョイス」と評価するファンも多いのではないだろうか。女流屈指の安定感とメンタルの強さ、萩原と瀬戸熊と同じ連盟所属という点も連携面で大きい。

【U－NEXT Pirates】株式会社 U－NEXT

第1巡指名：小林剛（麻将連合）
第2巡指名：朝倉康心（最高位戦日本プロ麻雀協会）
第3巡指名：石橋伸洋（最高位戦日本プロ麻雀協会）

　一見、派手さはない。だが意外にもMリーグ優勝の「大本命」。このU－NEXT Piratesを優勝候補に挙げるファンは、決して少なくないはずだ。

　速攻主体の”鳴き麻雀”を身上とする1位・小林剛が「マイナスになることはない」と断言する赤アリルールを考慮すれば、このチームが有力視されるのも当然。2位のネット麻雀の申し子アサピンこと朝倉康心、同じく自在性のある石橋伸洋も、赤アリルールで存分に強さを発揮できそうな雀風だ。人気・実力のバランスが問われた今回のドラフトで、全7チーム中「最も貪欲に勝ちに来た」のは間違いなくこのチームに違いない。

「キーマン」にはあえて、鈴木たろうの”ハズレ3位”だった石橋を挙げたい。石橋のルーツもネット麻雀で、圧倒的な実績を残してプロ入りを果たしている。RTDリーグでは苦戦を強いられているが、今年の最終日は一皮むけた感のある見事な出来。大逆転で来年の出場権を手にしている。小林・朝倉が計算できるだけに、石橋の出来次第で優勝が見えてくる。（敬称略）