パチンコ「激ヤバ事件」で状況が一変!? CR機の一般化に立ちふさがった「問題」とは

 前回は「確変」とそれにまつわる挿話をお伝えした。今回はその確変と切っても切れない関係である「CR」について解説したい。

 今の若いファンにとって「CR」とは、その理由はよく知らないが機種の名前の頭に付いているアルファベットという以上の意味は持たないだろう。

「CR」とはCard Readerの略称と言われ、パチンコを遊技する際に使用するプリペイドカードのことで、名称の頭にこの略字が付く機種は「CR機」、つまりプリペイドカードに対応したパチンコ遊技機となる。たまにCRが付かない機種を見かけることもあると思うが、これはプリペイドカード対応ユニットを搭載していない機械、要は「現金機」ということになる。

 このCR機が流通してしばらくの間は、ホールに設置、販売されていた「パッキーカード」などのプリペイドカードを購入し、そのカードをパチンコ台に挿入して玉を借りていたのである。カードは、1000円、2000円、3000円、5000円など金額別に種類があったが、残高がなくなるたびにカードを購入しなければならない手間がある。

「だったら5000円、10000円などの高額カードを買えばいいじゃないか」と思うだろうが、残高が残っているカードは書類に必要事項を記入したうえに現物とともに製造元の会社に郵送するなど、精算が極めて煩雑であったのだ。痛し痒しとはこのことで……。

 ここでヤングなユーザーは、再び首を傾げるに違いない。「パチンコ打つ時は台にお札突っ込むじゃん」と。近年の主流となっているこの方式は、その店が独自にCR機に対して紙幣対応ユニットを付け足しているのだ。

 こうなると当然、「そんなことしていいなら、なんでわざわざCR機なんて規格にする必要があるんだよ」などと新たな疑問が浮かぶに違いない。その答えは「CR機に限って確率変動を認めている」からである。CR機にしないと連チャン機能を持つ台を世の中に送り出せないというわけだ。

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