パチンコ「最上級」の仕上がり……アレを打つなら「超A級」がベスト!!
文＝大森町男
これまでさんざん称揚してきたので、もうお腹いっぱいかもしれないが私の褒め殺しは続く。次はスペックについてだ。
いわゆるシンフォギアスペックなので出玉感や連チャンを期待できるものとなっているが、さらに細かい心配りがある点も見逃せない。大当り確率がライトミドル帯に設定されているが、本機は1/159.8とシンフォギアなどと比べると若干甘くなっている。これは、本機が「ドラム」であることが要因ではないだろうか。
いくら私が「面白い」「演出の完成度が高い」と言ったところで、一般ファンのドラムに対する期待値は低く、それゆえに液晶機に比べて耐性も低いと思われる。つまり、すぐに飽きてしまうのだ。
だからこそ、大当たり確率を少し高めに設定し、目に見える形で当るまでのハードルを下げることで「この確率ならもうちょっと打ってみようか」といったユーザーの継続動機を揺り起こすことができるのである。
もちろん、大当り確率を上げることで出玉部分に影響は及ぼすが、連チャン率でみればシンフォギアと同等、もしくはそれ以上のポテンシャルがあるので、総出玉を考えればシンフォギアと同じような期待感を持って実技に望めるのである。
ライトミドルでも「ドラムはやっぱりちょっと……」という方は、弟機の甘デジという選択肢もある。演出やゲーム性をほぼ継承し、出玉や連チャン性は多少スケールダウンといった遊びやすさがあるので、お試しにはうってつけ。多少なりとも気になる方はあの男に連絡だ。
（文＝大森町男）