パチスロ5号機第一弾は「幻の珍スペック」!?ファンに愛された「名作」の思い出【5号機時代を「超個人的」に振り返る…第1回】

 昨年10月1日、新規則適用開始によりパチスロ6号機時代がスタートを切り、ついに2004年7月から約14年間に渡り続いた5号機の歴史が幕を閉じます。

 そんな一時代の終わりを象徴するかのように、今年は5号機人気を牽引した歴史的名機の検定切れが続出。既に『パチスロ北斗の拳 転生の章』や『パチスロ化物語』が撤去済となっているだけでなく、10月には『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』が。

 更に12月には『バジリスク甲賀忍法帖 絆』と『アナザーゴッドハーデス 奪われたZEUS ver.』がいよいよホールから姿を消します。数え切れない程の諭吉を飲み込まれ、喜怒哀楽の全てを味わうほど打ち込んだ名機が次々に撤去されていくのは、一ファンとして本当に寂しい限りですね。

 同時に、4号機からの移行直後は「出ない」「遅い」「つまらない」と全国のパチスロファンから酷評の嵐を受け、あまりの不人気ぶりに多数のスロット専門店が廃業を余儀なくされるなど「もうパチスロは終わり」とまで囁かれた5号機が、まさか14年近くもファンから愛され、再びパチスロ人気に火を付ける事になろうとは……。

 4号機撤去後の“お通夜ムード”を知るファンにとっては本当に感慨深い事ですね!

 今回は、この一世を風靡した5号機時代を、筆者が超個人的に思い出深い機種と共に、数回に分けて振り返っていこうと思います。

■歴史の幕開けを飾った5号機第一弾は幻の珍スペック機■

 記念すべき5号機時代の思い出『第一回』は、幻の5号機第一弾機種をピックアップ!

「5号機第一弾の機種は何か?」

 と当時を知るパチスロファンに尋ねた場合、おそらく大半の方が5号機最初期に多数のホールで大量導入された『新世紀エヴァンゲリオン』と答える筈でしょう。

 ですが、それは“半分”不正解! 5号機第一弾の機種は、おそらく余程のパチスロマニアでなければ覚えていないであろう『CRP花月伝説R』です。

 この『CRP花月伝説R』は、コインではなくパチンコ玉を使用するスロット台で「パロット」と名付けられた超意欲的な珍スペック機。ただ、やはりパチンコとスロットの融合には無理があったらしく、スロットの良さを完全に打ち消したような……。

 非常にもっさりとした、独特なテンポとゲーム性の珍妙な台だった記憶があります。しかもこの台、扱い的にはパチンコであったため、スロットコーナーではなくパチンココーナーの隅っこに置かれている事が多く、ほとんど話題にもならないまま、いつの間にかホールから姿を消していました。

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