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パチンコ「史上最凶」の爆裂マシン! 空前絶後の破壊力で「ビッグマネー」を運ぶ!!

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 ところで「ダブル」とはなんぞや? という疑問に思う向きもあろうが、いつだったかで説明したとおり、大当り中にある条件を満たすともう1回はじめから大当りがスタートするものである。つまりは、羽根物における自力連チャンである。

 この「ダブル」は大当り中ならどこでも発生する可能性があるので、大当りラウンドの後半で起こるほど出玉の上乗せが多くなる。最終ラウンドで「ダブル」が発生すれば出玉が約2倍となるのである。2倍2倍。

 さて、私がこの『ニューヨーカー』と出会ったのはまったくの偶然であった。いうなれば、東8番街の奇跡なのである。その日、私は未踏の地で新規ホール開拓に勤しんでいた。愛機シャークマシンにまたがり、ああでもないこうでもないとでたらめに見知らぬ町を自転車で走り回っていると、不意に中型規模のパチンコ店に出くわした。

 重厚かつバブリーなハザードと、曇ったガラス越しに見える賑やかそうな店内の雰囲気から脈を感じ取り、そそくさと店内に足を踏み入れる。軽くデジパチコーナーを流し見しつつ、訳知り顔で頷きながら周りを見渡す。

 この頃になるとすっかりパチンコの世界にも慣れ、初見のホールでの態度も心得ている。「俺はパチンコ上手いぞー」「わかってるぞー」といったプロ的雰囲気を醸し出しながら、常連にも店員にもなめられないように立ち振る舞うという完全に間違った方向で業界を捉えているのである。

 余談が過ぎたが、いよいよ『ニューヨーカー』とご対面である。見たことのない羽根物だったので、空き台に飛びついて打ち始めたが、天板にあるドル箱のサイズに違和感を感じた。

 妙にデカいのである。この時代、羽根物のドル箱といえば、さすがに500発くらいの細長いタイプのやつは見かけなくなったが、1000発から1500発くらいの収納量となるドル箱を置いてあるのが普通である。

 しかし、ここで置いてあったのは、権利物とかで使用されている3000発くらいいけまっせみたいな主張をしてくる大型のドル箱であった。

 ちょっとすると無定量のホールなのかと思い、もうそれほど気にすることもなく台に向かう。自由の女神が回っている。1チャッカーに玉が入る。一瞬羽根が開く。

 はやっ! レベル200のテトリスか。こんなの拾えるのか? という疑問を抱くも、次の開放で玉を拾い、それがそのまま自由の女神の下にあるトンネルを通過しながらVゾーンに吸い込まれていくではないか。

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