パチンコ新台「一撃・万発」の報告が続出も……スピード不足で「評価は停滞」!?【激アツ新台実戦JUDGEMENT】
ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、変則突破型が次回ループでの高継続率を実現したパチンコ『Pフィーバートータル・イクリプス』(以下、TE)だ。
まずはスペックに注目してほしい。大当り確率が1/199.8のライトミドルながらトータル継続率が84.3%の高ループと、最近主流となっているスペック型ではあるが、他とは違うゲーム性となっている。
通常、この手のスペックを見るとまず1種2種混合機、あるいはV確STをイメージするが、本機は次回大当りまで確変が継続するループタイプである。
P機特有の高い継続率を実現するためには、差玉の幅を必要とする。連チャンゾーン非突入時の難が大きいほど、その分を出玉を確保した上で継続率に反映できるからだ。
もしくは、出玉を抑えた軽い大当りラウンドをメインに設定するか、である。次回の大当りが確約されるメリットを重視した分、出玉面は考慮する。つまりはリソースの配分の問題である。
ところがこの『TE』は確変が次回大当りまで続くにもかかわらず右打ち中の半分が最大ラウンド(10R)となっている。
小当りRUSH機を除くP機のライトミドル次回ループマシンである『P咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』を見ると右打ち中の10R割合は約5%ほど。こちらのほうが同じ10Rでも若干出玉が多いし、設定付きの機種なので単純な比較とはもちろんならないが、『TE』の出玉感はライトミドル次回ループ機の中では高水準である。
このように連チャン力も持ちつつ出玉もしっかりある『TE』。なぜそれを次回ループ機で実現しているかといえば、確変突入のメイン契機を時短引き戻しにしているからである。
ヘソ入賞時の確変直撃はわずか18%。初当りのほとんどが100回転の時短にまわり、そこで大当りさせ、かつ74%の確変を引かなくてはならない。時短引き戻し率は約39.5%。ここが勝負の分かれ目となる。
確変に入れば連チャン力と出玉感で20連30連報告も多数目撃でき、一撃1万発、2万発もざらである。
ただ、右打ちが非常に遅い。P機の欠点でもある時間効率の悪さが、次回ループ機の特性と合わさって最悪の形で結実した格好であろうか。
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