「パチンコ店でクラスター」発言を東京都医師会が謝罪。業界からは「厳しい意見」も浮上

　政府は特定警戒の対象となっていない34県と、該当地域のうち茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、福岡県の5県を含めた39県における緊急事態宣言を解除した。

　21日に再び検討されるようだが、東京都や大阪府などでは引き続き制限が続くことになる。しかしながら、大阪府の吉村洋文知事は休業要請などを段階的に解除する旨を発表した。

　感染リスクが低い施設の休業要請を解除する方針。その中にはパチンコ店も含まれている。床面積が1000平方メートル以下という条件ではあるが、該当する店舗の営業再開が認められた。

　ライブハウスや夜間の接待を伴う飲食店などには休業要請を継続する予定とのこと。やはり「これまでにクラスター（感染者集団）が発生しているか否か」という点は重要視されているようだが…。

　そのような状況下、「クラスター発生」に関するニュースが話題だ。東京都医師会が、5月13日に行なった記者会見内において「パチンコ店でクラスターが発生した」という内容を発言した件に関し訂正を行った。

　東京都医師会のHP上で「現在のところ、パチンコ店においてクラスターが発生したという情報はなく、三密の発生しやすい場所という部分で、他の施設と混同しての発言となってしまいました」（原文ママ）と説明。

　続けて「事実誤認の発言によりご迷惑をお掛けいたしました。訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます」と謝罪した。