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パチンコ「約93%ループ」の爆連マシンも話題…大手メーカー3月期売上高は前期比「25.9%減」

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 話題作を続々と発表しているSANKYOだが、5月13日に発表した2021年3月期の連結決算の内容も注目を集めている状況だ。

 これによると、売上高は前期比25.9%減の581億2,900万円で、営業利益は65億8,700万円、経常利益は74億8,800万円、純利益は57億4,900万円。前期の売上高は784億1,600万円で、営業利益は125億5,100万円、経常利益は134億7,600万円、純利益は130億4,500万円だった。

 パチンコ・パチスロ業界は1回目の緊急事態宣言が解除された2020年5月下旬以降、パーラーの稼働やメーカーの遊技機販売台数は回復の兆しを見せた。ただ、2021年に入って再び全国主要都市で緊急事態宣言が発令され、伸び悩みを見せている。

 こうした中、同社グループはパチンコ機関連事業としてSANKYOブランドの『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』『フィーバー アイドルマスター ミリオンライブ!』、Bistyブランドの『コードギアス 反逆のルルーシュ』、JBブランドの『フィーバークィーンⅡ』など9タイトルを発売。合計販売台数は126,565台で、売上高は523億1,000万円、営業利益は129億1,600万円となった。

 パチスロ関連事業は第4四半期に発売予定だったSANYOブランドの1タイトルを次期に先送りし、Bistyブランドの『シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』『パチスロアイドルマスター ミリオンライブ!』の2タイトルを発売。合計販売台数は7,679台で、売上高は30億2,200万円、営業損益は18億9,000万円だった。

 2020年3月期は、引き続き厳しい状況下での競争が予想されるとし、ファンに対して訴求力の高いパチンコを提供することで、入替需要の対応やパーラーの稼働に貢献するとのこと。

 2タイトルの発売にとどまったパチスロについては、今年度はタイトル数を4タイトルに増加させることで、販売増及びシェアアップを目指すとした。

 以上に基づき、次期のパチンコ販売台数は154,000台、パチスロ販売台数は30,000台を計画。売上高は730億円(前期比25.6%増)、営業利益は89億円(同35.1%増)、経常利益は96億円(同28.2%増)、純利益は66億円(14.8%)と予想した。

 なお、同社は近年の経営が厳しい状況で推移する中、2022年3月期の配当予想を上場来初めての減配とし、取締役及び執行役員の報酬減額を決議した。

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