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甘デジ新台「50%が10R」も話題…老舗メーカー保留連チャンに関する”物語”!!

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 パチンコで『物語』といえば『海物語』にほかならないが、『海物語』登場以前においては、『物語』といえば平和であった。

 1991年に業界初となるフルカラーの液晶画面を搭載したのが『麻雀物語』である。本機登場以降はこぞって他メーカーが液晶画面のフルカラー化に取り組み、パチンコの歴史に多大な影響を与えた。液晶が当り前である現代デジパチの嚆矢といえよう。

 立ち見の客が設置している島に押しかけたり、空き台を待つための行列ができるなど、空前の大ヒットを記録。販売台数は30万台とも言われているが、発売当初は生産が追いつかず、直前に登場していた『ブラボークイーン』をほぼそのまま流用して『麻雀物語クイーンバージョン』として売り出す始末。

『ブラボークイーン』は7セグマシンなので『麻雀物語』とは名ばかりの機械である。さすがに中身は『麻雀物語』であったのかもしれないが、そもそもよく似たスペックの保留連チャン機なので、どうとでも言えそうでもある。

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 実質的な兄弟機としては『麻雀物語2』や『雀姫物語』が存在。『2』はマンズ、『雀姫』はソウズと図柄が変化したものの、大当り確率や保留連チャン機能などゲーム性はほとんど同じ。ただ、『雀姫』は大当り中、故意にエラーを起こすことで連チャン率を高められる攻略性が問題となり、発売中止となったいわくつきのマシンである。

『麻雀物語』の大ヒットを受け、平和は保留連チャン性能を持つシリーズ機を次々に登場させることになる。『物語』ブランド第2弾は『ダービー物語』である。この機種もパチンコ史に残る名機だが、世間には悪い印象を与えたマシンでもある。

『ダービー物語』は大当り中、Vゾーンに5つ以上連続で入賞することで保留連チャンのチャンスとなる仕組みが採用されていたが、通常のアタッカー構造では5個連続で入賞することは難しい。

 そこでこのシステムをスムーズに作動させるためにアタッカーVゾーンにある釘を極端に曲げ、連続入賞しやすくなるような「調整」が行われたのである。この規則の裏を抜けるような行為が逆鱗に触れたのか、警察がメーカーの強制捜査に踏み切り、逮捕者を出す事件にまで発展。いわゆる「ダービー物語事件」である。

 この事件がパチンコの現状を見直す機会となり、現金デジパチの連チャン禁止、確率変動が搭載されている「CR機」の移行へと業界としても大きく舵を取らざるを得ないようになったのである。

 ただ、その後に登場した『プリンセス物語』は『ダービー物語』と同じようにVゾーンへの入賞が保留連チャンを誘発するシステムを搭載していたが特別問題視されなかったし、その次となる『綱取物語』は天国モードを搭載した保留連チャン機として一世を風靡した。

 まさに平和の保留連チャン機の”物語”となっているのだが、物語といえばストーリーにも定評のある「ガルパン」をモチーフにしたシリーズ機の最新作が甘デジとして登場する。

Pガールズ&パンツァー 劇場版 甘デジ』は、大当り確率が1/89.0と甘めながら継続率約78%のRUSHを搭載。右打ち中は最大出玉となる10ラウンドの大当りが半分を占める出玉感も兼ね備えた「戦車道」で大量獲得を狙うゲーム性となっている。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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