パチンコ界で「1・2・3」を争う超大物タイトル!? 初代を彷彿させる出玉性能も魅力!!

　突然だが、私は12月3日生まれである。覚えてもらいやすい一方で、常に問題になるのがパスワードの設定。まず思い浮かぶのが誕生日であろうが、123などという安易な数字の羅列だと簡単に露呈してしまう危険が伴う。

　まあ、キャッシュカードなどパスワードを4文字にすることが多いので、「1203」など多少の変化はつくのだが、それでもバレやすい。高岡早紀や壇蜜はどうしているのだろうか。

パチンコ界で「1・2・3」を争う超大物タイトル

『ぱちんこAKB48ワン・ツー・スリー!! フェスティバル』はシリーズ第4弾となる機種。神スペックと呼ばれた1種2種混合タイプに戻したものの、初代の次回ループ式ではなく、いまのトレンドを追った少ない時短回数による短時間決着のゲーム性となっている。

　その連チャンモード「FESTIVAL RUSH」は時短5回＋保留2個で構成され、RUSHの継続率は約80％と高いループ率を保持。右打ち中の60％が最大出玉となる10ラウンド約1500発大当りとなり、出玉性能は初代に勝るとも劣らないものなのである。

　演出面では趣きの異なる3つのモードが選択できるようになっており、バラエティーに富んだ演出を楽しむことができる。その内容は、ミニゲームに挑戦する「トロッコゲーム」、一発告知がメインの「ゴールデンローズ」、そして王道のSTタイプとなる「サプライズコンサート」となっている。

『ぱちんこ乃木坂46』の土台ともいうべきスペック構造

　こう見ると、あの機種を思い出さないだろうか。そう『ぱちんこ乃木坂46』である。本機は明らかに最新のアイドルパチンコの土台となったことがうかがえる。『ぱちんこAKB48ワン・ツー・スリー!! フェスティバル』あっての『乃木ぱ』なのである。

　そう考えるとこのマシンはもっと評価されても良いのではないだろうかという疑問が芽生える。連チャン性と出玉力のバランスが整っているスペックはもちろん、シリーズの基本を押さえながらも「らしさ」を随所に発揮する演出も高いレベルにある。

　また、「1」図柄で超絶SPリーチ以上に発展すると大当り濃厚やNEXT連続予告×3からキャラSPリーチに発展すると熱狂超絶SPリーチ発展濃厚など、細かな法則性も組み込まれた打ち込み要素も備わっているのも素晴らしい。

　ちなみに、本機は2019年の12月2日に全国導入がはじまった。カレンダー的に2日が月曜日にあたっていたので仕方がないとも思えるが、そこは多少強引にでも12/3で統一するくらいの気概を見せてほしかったものである。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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